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【西武ライオンズ 今日の見どころ】400勝王手の辻󠄀監督 先発平井が記念の勝利をプレゼントできるか

●ライオンズで400勝した監督は 過去5人だけ

【6日◇バファローズ‐ライオンズ13回戦(京セラドーム大阪)18:00】
2度のリードを追いつかれながらも、愛斗の値千金の一発で連敗を止めたライオンズ。連続3失点以下は14試合でストップしたが、交流戦明け初めての二桁安打と、投手陣が打たれたときには、打撃陣が打ってカバーする。良い形で投打が噛み合った勝利になった。

きょうは上位2チームの試合が予定されてないだけに、何としてでも連勝して、ゲーム差を0.5縮めておきたいところ。

そして、あと1勝すると、辻󠄀発彦監督が就任6年目にして、通算400勝に到達する。ライオンズの歴代監督で400勝に到達した監督は、三原脩、中西太、森祇晶、東尾修、渡辺久信の5人だけ。

辻󠄀発彦監督 年度別成績
ライオンズ 通算400勝以上監督

このなかで最速での400勝到達は“魔術師”こと三原監督の695試合。もし、きょうのバファローズ戦に勝利すると、辻󠄀監督は就任769試合目での到達となる。

監督400勝到達時 試合数

これは東尾監督には及ばないものの、現GMの渡辺監督を抜いて、ライオンズの監督史上4番目のスピードでの400勝到達となる。

●先発転向後 安定した投球を続ける平井 

ライオンズの先発は、中10日空けての登板となる平井克典。先発に転向した5月28日からの4試合すべて、5イニング以上を投げて2失点以下に抑える、安定したピッチングを続けている。

この4試合のなかで、平井が唯一敗れたのが、6月18日のバファローズ戦なのだが、このときは相手先発の山本由伸にノーヒットノーランされており、投球自体は5回1失点と、先発の役割は充分に果たしていた。

昨シーズンは、先発のときとリリーフのときで、成績に大きな差があった平井だが、今シーズンはどちらも遜色のない投球を続けている。特に、昨シーズンの先発登板時には、ホームランによる失点が目立っていたが、今シーズンは被本塁打が激減している。

平井克典 先発・リリーフ別 成績
平井 先発登板時 イニング別失点

また昨シーズンの先発したときには、序盤3イニングで失点するケースが相次いでいたのだが、今シーズンは全試合無失点で立ち上がっており、4失点はいずれも5イニング目に喫している。

2日ホークス戦の増田達至に続き、水上由伸、平良海馬と、ここに来て鉄壁だったリリーフ陣が失点に絡んでいるのが、若干不安だが、平井からの投手リレーで、辻󠄀監督に記念の勝利をプレゼントできるか。



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