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【西武ライオンズ 今日の見どころ】撃ち合い上等とはいかないベイスターズ戦 不用意な一発を避けたい松本航

●これまでは点の獲り合いを制してきたが…

【2日◇ベイスターズ‐ライオンズ1回戦(横浜)18:00】
セ・リーグ首位を独走するタイガースに、今季初先発の本田圭佑、プロ初先発の宮川哲を立てての連勝。チーム浮上のキッカケになりそうな12カードぶりの勝ち越しとなった。

きょうから対戦するベイスターズとは、通算36勝27敗2分。セ・リーグ6球団のなかで、スワローズと並んで、ライオンズが得意としている相手になる。

このカードはライオンズが1試合平均4.6得点、ベイスターズが4.1得点と、ライオンズが点の獲り合いを制してきた格好だ。

だが、ベイスターズ戦通算14本塁打の中村剛也が現在登録抹消中、山川穂高もいないライオンズが、チーム打率12球団トップのベイスターズと、まともに撃ち合っていたのでは、形勢は不利だろう。これまでのベイスターズ戦とは違った展開に持ち込みたい。

●松本航  2年前のベイスターズ戦では 牧に3打数3安打

先発の松本航にとって、2年ぶり3度目となるベイスターズ戦。前回2021年の登板では6回途中2失点で勝利投手にはなったものの、11安打を許しており、味方打線の援護に救われた形だった。なかでも、当時ルーキーだった牧秀悟には3打数3安打と良いようにやられていた。

ベイスターズ打線はきのう(1日)のイーグルス戦で先発全員安打。牧も4安打して、打点はセ・リーグトップを走っている。できれば、ランナーを置かずに打席を迎えたい。

松本は現在3連敗中。本人も意識はあるようだが、4月14日のファイターズ戦から6登板続けてホームランを打たれている。被本塁打7は今井達也、ファイターズ上沢直之と並んで、パ・リーグワーストタイになる。

スピンの利いたストレートでフライを打たせるタイプの松本だけに、ホームランのリスクが高くなるのも仕方ないのだろうが、ここまでに打たれた7本を詳細に見ていくと、カウントを整えにいったストレートをスタンドに運ばれたケースが多くあった。

しかも0対0から相手に先制を許す、あるいはライオンズがリードしているところから同点に追いつかれるような、勝ち負けに直結する手痛い一発が数多い。同じホームランを打たれるにしても、打たれる場面が良くないのだ。

松本 航  今シーズン被本塁打

それでなくてもホームランが出やすいと言われる横浜スタジアム。天候が気掛かりだが、たとえ悪条件のなかであっても、松本航には不用意な投球のないピッチングで、チームを今シーズン2度目の3連勝に導いてもらいたい。


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