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【西武ライオンズ 今日の見どころ】ベルーナ6戦勝ちなしの松本と 新人時代に1勝しただけの有原 勝利するのは?

●松本航 ベルーナドームで勝ったのは昨年8月が最後

【30日◇ライオンズ‐ホークス8回戦(ベルーナ)18:00】
ベルーナドームでのゲームは、およそ3週間ぶり。中村剛也にとっては、5月14日以来となる本拠地での1軍公式戦。ルーキー蛭間拓哉はイースタンでベルーナドームを使用したときにも出場がなかったため、まったくの本拠地球場初登場となる。

ここまで3勝5敗の先発の松本航だが、ベルーナドームに限ると、3試合に投げて0勝2敗と勝ちがない。5月4日のファイターズ戦のように、7回1失点で負け投手になったケースもあったのだが、登板した試合すべてで、相手に先制点を与えている。

松本がベルーナドームで勝利投手になったのは、昨年8月18日のホークス戦が最後。現在登板6試合続けて勝ちがなく、3連敗中だ。入団当初はホームでの白星が大きく先行していた松本だったが、3年目から黒星が増え始め、通算では14勝13敗に。もし、きょうも敗れると、勝ち・負けが並んでしまう。

松本航 年度別ベルーナドーム成績

前回、松本航がホークス相手に先発した5月19日の原稿(松本航 苦手にしている近藤健介を どう抑えるのか)でも紹介したが、カギになりそうなのは近藤健介。交流戦トップの打率.413、5本塁打、15打点で優秀選手賞に輝き、きのう(29日)のイーグルス戦では8回裏に逆転3ランと、普通に投げていたのでは抑えられない相手だけに、最大限の警戒が求められる。

松本航 対近藤健介 成績

●有原航平 ベルーナドームでの防御率は9点台

ホークスの先発は日本球界復帰後、初めてのライオンズ戦になる有原航平。じつは有原のほうも、べルーナドームがあまり得意ではなく、ファイターズに在籍していた6シーズンで通算1勝3敗、防御率は9.35。ファイターズ時代の通算防御率が3.74だったのだから、苦戦のほどがうかがえる。

もしかすると意図的に避けていたのかもしれないが、有原が15勝をあげて最多勝を獲得した19年シーズンでさえ、ライオンズ戦は東京ドームで1試合先発しただけで、メットライフドーム(当時)での登板は1度もなかった。

有原航平  ライオンズ戦 球場別成績
有原航平  ベルーナドーム投球内容

有原のベルーナドームでの勝利は、プロ1年目だった2015年の8月13日が最初で最後(当時の名称は、西武プリンスドーム)。きょう勝てば、じつに8年ぶりとなる。

松本航と有原航平。ベルーナドームでの久しぶりの勝利を、どちらがあげることになるのか。また蛭間にとっては、プロ初本塁打を打ったイーグルス早川隆久に続く、早稲田大学の先輩との対戦になる。連続の先輩討ちはなるだろうか。それぞれ注目したい。

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