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【西武ライオンズ 今日の見どころ】今季1勝16敗のマリーンズ戦 ベルーナで初勝利なるか

●ライオンズ 同一カードの最大負け越しは「16」 

【13日◇ライオンズ-マリーンズ18回戦(ベルーナ)18:00】
今シーズン1勝16敗と大きく負け越している千葉ロッテマリーンズとの、本拠地4連戦。シーズン残り16試合となったライオンズだが、その半分の8試合がマリーンズ戦になる。

すでにパ・リーグ最下位が確定、球団史上ワーストのシーズン85敗と、これ以上落ちることのないくらいの低迷をしているのに、マリーンズとの戦いによっては、さらなる深みへ沈むことになりかねない。

オリオンズ時代を含めて、これまでにマリーンズ相手のシーズン最多敗戦は1959年の19敗。最大の負け越しが50年の13(3勝16敗1分)となっている。

マリーンズ戦に限らない、ライオンズの同一カードの最多敗戦、最大の負け越しは、いずれも95年オリックスブルーウェーブ相手に記録した21敗、16の負け越し(5勝21敗)だ。残り8試合を4勝4敗以上の星勘定でいかないと、それぞれのワースト記録を更新することになる。

●残り8試合で1勝だと プロ野球史上最大の勝敗差に

2リーグ制後、すべての対戦カードにおいて、勝敗差が最も大きかったのが、55年中日ドラゴンズ対大洋ホエールズ、68年読売ジャイアンツ対サンケイアトムズで、シーズン20勝の差がついた。

パ・リーグでは、1956年西鉄ライオンズ対近鉄パールスはじめ、これまでに3つのカードで、19勝差がついたことがあった。

あまり考えたくはないが、もしライオンズが、残りの8試合のマリーンズ戦で1勝しかできないと、最終成績はマリーンズ23勝、ライオンズ2勝となり、2リーグ制後最大の勝敗差となる可能性がある。

●ホーム球場で同一チームに全敗は過去なし

また8月29日に、ようやく今シーズンのマリーンズ戦の1勝目をあげたものの、舞台はZOZOマリンだった。まだ本拠地ベルーナドームでは、マリーンズ相手にひとつも勝てていない。

先日ドラゴンズが甲子園球場で、今シーズン1勝もできなかったことが話題になったが、ビジター球場で同じ相手に0勝で終わるのと、ホーム球場で0勝なのでは、意味合いが異なる。

ライオンズはこれまでに、1972年に平和台球場で、近鉄バファローズを相手に1勝7敗、東映フライヤーズ相手に1勝6敗1分。そして1979年に西武ライオンズ球場で、阪急ブレーブスを相手に1勝7敗2分だったことがある。

が、フランチャイズ制の始まった1952年以降、同じチームにホーム球場でひとつも勝てずに、シーズンを終えたことは1度もない。

とにかくまずは1勝。このままマリーンズ相手にベルーナドームで1度も勝てずに、シーズンを終えるようなことは、あってはならない。



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