【西武ライオンズ 今日の見どころ】4試合で3試合零封負けのライオンズと ライオンズ戦援護点なしの上原
●今シーズン2度目の月間5度の零封負け
【27日◇ライオンズ‐ファイターズ20回戦(ベルーナ)17:00】
打線を組み換えて5得点したのも束の間、きのう(26日)はまたしても無得点。ここ4試合中3試合がシャットアウト負けと、今シーズン度々訪れる貧打の度合いが、深刻さを増してきた。
これで零封負けは今シーズン16度目。今月だけで5度目となった。今年5月に従来の球団ワースト記録を更新する月間6度の零封負けをしたばかりだが、その3か月後に、同じようなペースで無得点試合をくり返している。
同じシーズンに月間5度以上のシャットアウト負けを、複数回喫したのは1964年以来、球団69年ぶり。埼玉移転後では初めてのことだ。
この1964年には、やはりライオンズの球団ワースト記録であるシーズン19度のシャットアウト負けをしている。こちらの不名誉な記録の更新も、いよいよ現実味を帯びてきた。
●ライオンズ戦3試合で 援護点「0」の上原健太
きょうのファイターズ先発の上原健太は、今シーズンライオンズ戦に3試合先発して0勝2敗。一見ライオンズが攻略しているようだが、対戦防御率は2.20。むしろ手を焼かされている投手のひとりだ。
ただ、何の巡り合わせなのか。上原がライオンズ相手に先発した試合になると、決まってファイターズ打線が沈黙する。ここまで3試合、上原がマウンドにいた合計16 1/3イニングで、援護点が「0」。上原が投げている間、ファイターズ打線は1点も獲れていないのだ。
きょうの試合と同じく、與座海人との投げ合いとなった6月28日の試合などは、その最たるもので、両先発投手が相譲らず。7回まで無失点ピッチングを続けて降板。どちらの投手にも勝ち・負けがつかなかった。
ここ4試合で3度のシャットアウト負けをしている低調なライオンズ打線と、上原が投げると不思議と点が獲れないファイターズ打線。互いに1点が遠い展開になりそうだ。
この3連戦、1戦目はファイターズの守備のミス。2戦目はライオンズの走塁ミスが、勝敗に直結している。僅少差の戦いのなか、つまらないひとつのミスが致命傷になる可能性は、ひじょうに高い。
ライオンズフェスティバルズ2023の最終日。蒼空ユニフォームの着用試合は現在10勝12敗と、すでに負け越しが決まってしまったが、最後くらいは勝利して締めくくりたい。最下位転落で、ライオンズフェスティバルズのエンディングを迎えるようなことだけは、避けてもらいたい。
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