【西武ライオンズ 今日の見どころ】成績互角のファイターズ戦 失策と近藤に注意
●ファイターズ戦は 今シーズン11試合で10失策
【28日◇ライオンズ‐ファイターズ12回戦（ベルーナドーム）18:00】
敵地・仙台で2位イーグルスを3タテして、上位とのゲーム差を一気に縮めたライオンズ。今週末には、ホークスとの3連戦が控えている。現在、最下位に沈むファイターズには連勝して、首位チームを迎え撃ちたい。
ただ、ファイターズとの対戦成績は6勝5敗と、ほぼ互角。ファイターズの側からすると、パ・リーグ6球団のなかで、最も相性の良い相手チームがライオンズとなる。
打率、本塁打数、盗塁数など、各項目の対戦成績を比較しても、両チームに大きな差はないなか、目立つのがライオンズの失策の多さだ。
ここまでリーグワーストの48失策を犯しているライオンズだが、そのうち10失策がファイターズ戦。5月7日の7回戦のように、守備の乱れが直接、逆転負けにつながったこともあった。
今シーズンのライオンズの得点力を考えれば、余計な失点は致命傷になりかねない。ファイターズに付け入る隙を与えないような戦いが求められる。
●近藤健介は 対松本航 通算25打数10安打
報道によれば、ファイターズの近藤健介が、きょうから1軍復帰する見込み。今シーズンライオンズ戦での打率が.412。ライオンズ先発の松本航に対しても、通算の対戦打率が.400と、さすがの結果を残している。
今シーズンファイターズ相手に2戦2勝。前回登板マリーンズ戦では、ノーヒットノーランまであと4人の快投をみせた松本だが、近藤がいるファイターズとなると、一筋縄にはいかないだろう。
ライオンズのほうでは、右手親指を痛めていた中村剛也の復帰が濃厚。先週23日イースタンのジャイアンツ戦で、実戦復帰。出場した3試合すべてでヒットを放ち、三塁の守備にも就いている。
左腕投手を得意にしているジャンセンの打撃の状態が上がっているだけに、きょうの先発出場は微妙だが、史上14人目の通算450本塁打まで、あと4本。ここぞの一振りで、チームを今シーズン2度目の4連勝に導いてもらいたい。