【西武ライオンズ 今日の見どころ】松本航 対ホークスの連勝伸ばせるか
●ライオンズ戦与四球率14.21の杉山一樹
【27日◇ホークス‐ライオンズ5回戦(PayPayドーム)18:00】
2試合連続無失点に抑えていたホークスに、キッチリとお返しされてしまった3連戦の第1戦。なんとか残り2試合に連勝して、いち早く借金を返済したい。
ホークス先発の杉山一樹とは、昨シーズン3試合対戦(うち先発が2度)して、防御率7.11だった。が、ライオンズ打線が打ち崩したと言うより、杉山のほうが勝手に自滅してくれたイメージが強い。というのも、3試合で与四球10(ほか与死球1)、9イニングで換算した与四球率は14.21にまで達するからだ。球速160km/hのスピードボールを持ちながら、制球力に課題を抱えている投手ではあるが、ことライオンズ戦に関しては、その傾向に拍車が懸かっている。
21日のウエスタンリーグ、ドラゴンズ戦で5回1失点と好投したことで、今回の先発起用を勝ち得たそうだが、このときも与四球3。ライオンズ打線としては、ボール球に手を出して相手を助けるようなことはせず、やって来た得点機を着実にモノにしたい。
●松本航 昨年ホークス戦3勝0敗
ライオンズ先発の松本航は、高橋光成の無敗記録の陰に隠れてしまっていたが、じつは昨シーズンホークス戦に4試合登板して3勝負けなし。10月7日の対戦では、プロ3年目で初の完封勝利をあげている。通算すると、2020年11月1日から現在ホークス戦4連勝中と心強い。
心配の種とすれば、左バッターか。昨シーズンは中村晃、柳田悠岐、牧原大成といった左打者たちの被打率が3割を超えていた。今シーズンの松本は、右打者はほぼ完璧に抑えているのだが、左打者との対戦がかなり多く、許した本塁打も、イーグルス西川遥輝、ファイターズ石井一成と、いずれも左バッターだ。
柳田が復帰、グラシアルが復調と、手強さが倍増したホークス打線だが、松本航には新たな不敗記録をつくっていってもらいたい。
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