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【西武ライオンズ 今日の見どころ】與座ホークス戦は いまだ無四死球 大関攻略のカギは左打者

●與座 与四球率がライオンズ先発陣で最少

【30日◇ホークス‐ライオンズ13回戦(paypayドーム)14:00】
かたや5回で10三振を奪いながら5失点。こなた6回で3被安打ながら、6与四球で124球を投じる。両先発がなんとも形容のし難い投球をするなか、山川穂高の価値ある3ランで、ライオンズが首位攻防3連戦の初戦に勝利した。

一転して、きょう先発の與座海人は、与四球の少なさが特長。今シーズンライオンズで先発した11投手のなかで、与四球率(1試合9イニングあたりの四球数)は最も少ない1.22。

ライオンズ先発陣 与四球率(7月29日現在)

特にホークス戦に関しては、今シーズンここまで17 2/3イニングを投げて、四死球をひとつも与えていない。この無駄なランナーを許さないところが、チームトップの7勝をあげている大きな要因だろう。

現在チームの試合数が94で、與座の投球回が66 1/3イニングなので、規定投球回に到達するのは難しいかもしれないが、自身初となる二桁勝利は充分手の届くところにある。

前回7月3日の対戦では、與座の高めのボールを狙い撃たれる場面が多くあった。なかでも先制ソロと追加点となるタイムリーを許した周東佑京には要注意だ。きょうも無四球を続けて、テンポ良くホークス打線を翻弄してもらいたい。

対するホークスの先発・大関友久の大きな特徴は、サウスポーながら左打者を苦手にしているところ。

大関友久 左右打者別被打率

4月10日の対戦では、オグレディの先制ソロをかわきりに、ライオンズ打線は大関から7安打したのだが、そのうち5本が左打者によるものだった。

4月10日ライオンズ戦   大関 投球内容

オールスター前最後の登板だった7月20日のイーグルス戦では、自身ワーストの8失点。現在2連敗中と、大関の状態そのものも落ちている。ライオンズの各打者としては、この先の優勝争いを見据えた上でも、ここで嫌なイメージを植え付けておきたい。

7月18日に今シーズン初めて首位に浮上したときは、“一日天下”に終わってしまったライオンズ。今回はしっかりと首位固めするために、まずはホークス相手に連勝が求められる。

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