【西武ライオンズ 今日の見どころ】救援陣安定の両チーム 先制点が勝利に直結
●10試合中9試合 先制チームが勝利しているマリーンズ戦
【12日◇ライオンズ‐マリーンズ11回戦(ベルーナドーム)18:00】
敵地・仙台でイーグルスに3連勝、首位ホークスに1ゲーム差と迫ったライオンズ。とはいえ、ホークスとは消化試合に4差があり、負け数もライオンズのほうが3多い。仮にきょうライオンズが勝って、ホークスが敗れたとしても、首位交代はない。まだまだ追撃の手を緩めるわけにはいかない。
ライオンズ同様、マリーンズも現在好調。6月4日の時点で、今季最多タイとなる9あった借金を完済。交流戦明けは、ライオンズに次ぐ好成績をあげている。
特に東條大樹、西野勇士、ゲレーロ、オスナ、益田直也と並ぶ、勝ちパターンのリリーフ陣は、ライオンズに負けず劣らず安定している。
だからだろうか。今シーズンここまでマリーンズと10戦したうち、先制したチームが勝利した試合が9試合を占めている。逆転して勝ったチームは、5月3日(6回戦)のライオンズだけ。先制点がそのまま、結果に直結しているのだ。
当然きょうの試合も先に点を与えず、マリーンズの勝ちパターンのピッチャーには、出番のない展開に持ち込みたい。
●ノーヒットか炎上か 松本航のマリーンズ戦
今シーズンの松本航のマリーンズ戦は、快投、怪投、また快投。4月20日の登板では、7回表1死から菅野剛士にライト前ヒットを打たれるまで、ノーヒットピッチング。続く5月4日の対戦では、1回表にいきなり5連打を含む6安打されて5失点。3回表にも2点を失い、今季最短となる3回でK・Oされた。
そして、まだ記憶に新しい前回6月21日の対戦では、8回裏2死までノーヒットピッチング。このときは109球目を荻野貴司にレフト線に二塁打されて、大記録を逃している。
どちらの姿が本当の松本なのか、と言いたくもなるが、もう一度圧倒的なピッチングを続けて、5月の炎上が「たまたま」「事故みたいなモノ」だったのだと、証明して欲しい。