【西武ライオンズ 今日の見どころ】3試合連続サヨナラ本塁打なら史上初 平良にはホールド球団新記録の可能性
●3試合連続サヨナラ勝利なら ライオンズ球団初
【6日◇ライオンズ‐マリーンズ18回戦(ベルーナドーム)17:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと9勝】
2試合続けてのサヨナラホームランによる劇的勝利で4連勝、貯金を10まで伸ばしたライオンズ。ちょうど2位を争うホークスとイーグルスが直接対決をしているため、潰し合いをしてくれれば、両チームとのゲーム差を広げる絶好のチャンスになる。
もしきょうの試合もサヨナラ勝利で、3試合連続となると、2017年8月のベイスターズ以来、プロ野球史上16度目になるのだが、ライオンズでは球団史上初めてになる。
また過去15度の3試合連続サヨナラ勝ちのなかで、3試合ともサヨナラホームランで決まった例はない。3試合連続サヨナラホームランでの勝利となると、プロ野球史上初の記録となる。
●平良 ライオンズ初となる2度目の30ホールド到達
新型コロナ陽性判定のため、抹消されていた増田達至が1軍復帰。10回表を三者凡退に抑え、復帰戦をみずからの白星で祝うことになった。増田が不在だったおよそ3週間、流動的に抑えを担当していた水上由伸、平良海馬は、おそらくセットアッパーに戻ることになるだろう。
きのうの試合で9回表をピシャリと抑えた平良は、2020年以来2年ぶり自身2度目となるシーズン30ホールドに到達。30ホールドを2度記録したのは、ライオンズの投手で初めてになる。
昨年スワローズの清水昇がシーズン50ホールドのプロ野球新記録をつくったが、パ・リーグ記録が2012年ファイターズ時代の増井浩俊が記録した45ホールド、ライオンズの球団記録は2015年増田達至の40ホールドだ。
チームの残り試合が43試合だから、さすがにプロ野球記録は難しいかもしれないが、最優秀中継ぎ投手の初タイトル、そして球団最多ホールド、パ・リーグ最多ホールド記録は、充分狙える位置にある。
スミスのリリーフ起用にメドが立ったことで、今後中継ぎ陣の役割分担が整理されて、登板機会に変化があるのかもしれないが、平良のホールド数が伸びれば伸びるほど、チームは覇権奪回に近づいていくことは間違いない。