【西武ライオンズ 今日の見どころ】今シーズン10人目の1番打者 若林は定着なるか
●秋山移籍後 20年は1番打者7人 21年は11人
【8日◇ライオンズ‐ジャイアンツ2回戦(ベルーナドーム)18:00】
久々に打線がつながり3点差を逆転、連敗を5で止めたライオンズ。殊勲のタイムリーを放ったのは、左ヒザ前十字靭帯損傷の大ケガから復活した若林楽人だ。5月31日のタイガース戦で、1年ぶりの試合出場を果たして以来、ここまで出場した6試合すべてでヒットを打っている。
2019年オフに秋山翔吾が移籍してから、なかなかリードオフマンを固定できずにいるライオンズ。20年シーズンは7人、昨シーズンは11人もの選手が、打順1番で先発出場していた。
過去ライオンズで、最も多くの選手が1番打者で起用されたのが、東尾修監督時代の2000年の12人。
このシーズンのライオンズは、開幕から1番を務めていた大友進が打撃不振、フェルナンデスや髙木大成といった主力打者のケガも続き、深刻な得点力不足に泣くことに。特に近鉄バファローズの前川勝彦を始めとする、サウスポーに苦しめられ、相手の先発が左投手のときは右打者を並べるなど、日替わりオーダーを余儀なくされていた。
じつは昨シーズンの1番打者11人は、この2000年に次ぐ大人数だったのだ。今シーズンも開幕戦の鈴木将平から始まり、若林で10人目の1番打者となる。
秋山の移籍以降、1番スタメンでの出場数が最も多かったのが、昨シーズンの源田壮亮の51試合。
5日のスワローズ戦のように、足への負担を考慮した休養もあるだろうが、まずは若林には1番に定着してもらって、この試合数を超えて欲しいところだ。
●4月と5月で、内容別人のシューメーカー
ジャイアンツ先発のシューメーカーとは、オープン戦、イースタンでの対戦もなく、まったくの初対決。
来日3試合目の登板となった4月23日のドラゴンズ戦では、無四球完封で来日初勝利を飾るなど、4月は月間防御率0.98を誇ったシューメーカーだったが、一転5月の防御率は6.63。4月は1本だけだった被本塁打も、5月は5本へと急増した。
中10日と登板間隔を空けて、6月最初の登板となるシューメーカー。4月のシューメーカーと5月のシューメーカー。はたして、どちらの顔を見せるだろうか。