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【西武ライオンズ 今日の見どころ】極端な顔がのぞく 松本航のマリーンズ戦

●ホーム・ビジターで 勝敗が極端なマリーンズ戦

【21日◇マリーンズ‐ライオンズ9回戦(ZOZOマリン)18:00】
バファローズとの3位争い3連戦を勝ち越したのも束の間、6月を10勝4敗と好調マリーンズが、気がつけば同率3位に浮上。再びAクラス争いの直接対決となる。

今シーズンここまでマリーンズとは、ベルーナドームでは4勝1敗しているのに対し、ZOZOマリンでは0勝3敗と、ホームとビジターで勝敗が偏っている。

前回ZOZOマリンに乗り込んだとき(4月1~3日)は、右太もも裏を傷めた山川穂高が登録抹消。さらに森友哉のロッカールームでの右人さし指骨折が重なる、ライオンズにとって最悪のタイミング。同一カード3連敗もやむを得なかったのかもしれないが、妙な苦手意識が芽生える前に、マリンでの今シーズン初勝利を手にしたい。

●松本航 今シーズンマリーンズ戦で極端なピッチング 

じつは、先発の松本航も、ZOZOマリンでの成績に偏りがあり、ルーキーイヤーの2019年、プロ3試合目の登板となった6月3日のマリーンズ戦で、初めてマリンのマウンドにあがったのだが、3本塁打を浴びてK・O。このときの8失点は、いまなお松本にとっての1試合最多失点になっている。

この経験が嫌なイメージを植え付けたのか、ここから松本はZOZOマリンで5連敗。ようやくマリンでの初勝利をあげて、連敗をストップしたのが、昨シーズンの5月15日、入団3年目でのことだった。

また、今シーズンのマリーンズ戦での投球内容もひじょうに極端。4月20日の登板では勝利こそ付かなかったが、7回表1死までノーヒットピッチングの快投を見せたかと思えば、5月4日の対戦では1回表に5連打を含む6安打1四球を許し、いきなりの打者一巡で5失点。大炎上となった。

●同学年 大学ジャパンチームメイトの小島と初対決

マリーンズ先発の小島和哉とは、1996年生まれの同学年。大学4年生のときには、お互い大学ジャパンのメンバーに選ばれて、日米大学野球やハーレム大会を一緒に戦ってきた。プロの世界で投げ合うのは、入団4年目にして今回が初めてだ。

今シーズンの松本の課題は、立ち上がりと左バッター。今回のマリーンズ戦は2連戦だけに、初戦の勝ち負けがより重要になる。

松本航 イニング別失点
松本航 左右打者別被打率

きょうの試合に勝ったほうが、勝利5割に復帰となる。交流戦明けに先発ローテーションを再編して、カード頭に起用された意味を理解して、“良いほうの松本航“を披露して欲しい。


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