【西武ライオンズ 今日の見どころ】「サンクスフェスタ」と ふたつのウィンターリーグ開幕
●台湾に4人 沖縄に3人の若獅子を派遣
球団によるファン感謝イベント「LIONS THANKS FESTA 2024」が、きょうベルーナドームで開催される。
言うまでもなく「プレミア12」の優勝を目指して戦っている源田壮亮、古賀悠斗、隅田知一郎は、侍ジャパンの活動を優先することになるわけだが、彼らのほかにも、やむなく不参加になる選手がいる。
まずは台湾を舞台に、きょう開幕する「アジア・ウィンターリーグ」に参戦する選手たちだ。年々若手選手が経験を積む場として浸透してきた大会だが、今年はNPBの8球団から派遣された54選手が「NPBレッド」「NPBホワイト」の2チームに分かれて、CPBL(台湾プロ野球)選抜の2チーム、そして日本の社会人野球の30選手で構成される「JABA選抜」と、全5チーム4回戦制のリーグ戦を行う予定だ。
ライオンズからは、山田陽翔(1年目)、黒田将矢(3年目)、村田怜音(1年目)、モンテル(1年目/育成)と、投手、野手ふたりずつ計4選手が参加。「NPBホワイト」の一員としてプレーすることになっている。
また、タイミング同じくして、きょうから沖縄で「ジャパン・ウィンターリーグ」も開幕。
こちらは2022年に誕生したばかりのリーグで、今年は主にNPB、独立リーグ、社会人野球、中・台・韓のプロ球団に所属する選手たちを振り分けた「Lequios」「Eisa」「TEAM RISING STAR OF CHINA」の3チームと、新たな契約先を求めて参加する選手たちを振り分けた「Strings」「Blaze」「Rocks」の3チーム。この合計6チームによる18試合制のリーグ戦が予定されている。
こちらにはNPB球団でいち早く、ライオンズが参加を発表(のちにイーグルス、ベイスターズからの参加も決定)。三浦大輝(2年目/育成)、谷口朝陽(1年目/育成)、仲三河優太(4年目/育成)の3選手が、12月19日まで、冬の南国で汗を流すことになる。
今回両ウィンターリーグに参加する7選手のなかで、1軍公式戦の出場があるのは村田だけ。「レギュラーは源田のみ。それしか考えていない」(西口文也新監督)のチーム状況のなか、どんな形であれ、若手選手に実戦経験を積み重ねてもらい、その成長を期待するしかない。
年に1度のファン感謝イベントなので、その不在を寂しく感じる方も多いかと思うが、その反面この時期になっても、放送や配信などを通して(あるいは現地で)、彼らのプレーする姿が観られることは楽しみだ。
「THANKS FESTA」のあとは、ウィンターリーグにも注目していきたい。