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【西武ライオンズ 今日の見どころ】24歳誕生日目前の青山 菅井に続くプロ初勝利なるか

●延長戦1勝10敗1分は 球団最低勝率だった昨季に並ぶ 

【17日◇ライオンズ-バファローズ15回戦(ベルーナ)18:00】
5月4日福岡ソフトバンクホークス戦の10回裏に、外崎修汰のサヨナラヒットで、昨年から続いていた延長戦の連敗を、ようやく15でストップしたものの、そのあとから再び延長戦は1分3敗。きのう(16日)が今シーズン12試合目の延長戦だったが、戦績は1勝10敗1分となった。

じつは昨シーズンも延長戦は1勝10敗1分、勝率.091は球団史上ワーストだった。それが今シーズンは早くもオールスター前の段階で、その低勝率に並んでしまった。打てず守れずで、引き分けにすら持ち込めていない。

また、15日の記事で紹介(きょうも不発なら 10試合連続本塁打なしの球団最長タイ記録)したように、きのうの試合もライオンズ打線にホームランは出ず。連続11試合無本塁打となり、球団のワースト記録を更新した。

髙橋光成、平良海馬、増田達至、平井克典、甲斐野央といった実績あるピッチャーたちが登録抹消されているなか、チャンスを手にした若手投手たちが好投をしているのに、勝負弱さと得点力の乏しさで、次々と見殺しにしている。

きょう先発の青山美夏人も、10日の北海道日本ハムファイターズ戦で、自身最長の6 1/3イニングを投げながら、ランナーを残して降板。1点しかなかったリードをリリーフ陣が守り切れず、勝ち投手の権利は消滅してしまった。あらためて、プロ2年目の初勝利を目指すマウンドになる。

●同一カードでプロ初勝利ふたりなら 球団55年ぶり

2日前、この3連戦の初戦だった15日に、3年目の菅井信也がプロ初勝利をしたばかり。ライオンズでは一昨年、開幕2戦目の3月26日、当時ルーキーだった隅田知一郎がオリックスバファローズ戦でプロ初登板初勝利すると、その2試合後のファイターズ戦で、やはりルーキーの佐藤隼輔が先発、初登板初勝利したことがあった。

最近では今年6月の交流戦で、バファローズの斎藤響介と佐藤一磨が、読売ジャイアンツを相手に、2試合続けてプロ初勝利をあげていた。

きょう菅井に続いて青山が勝利して、同じカードでふたりの投手がプロ初勝利をあげるとなると、ライオンズでは西鉄時代の1969年5月16日、18日のロッテオリオンズ戦で、伊東勇(3年目)、河原明(2年目)のふたりが続けて勝利して以来、球団55年ぶりになる。

ちなみに、このオリオンズ戦の前のカード、5月15日の阪急ブレーブス戦でも、ライオンズは2年目の後藤清がプロ初勝利をあげていた。すなわち、このときライオンズは、3試合連続でプロ初勝利するピッチャーが、3人誕生していたのだった(いずれも外国人投手の来日初勝利は除く)。

青山美夏人はあさって金曜19日に、24歳の誕生日を迎える。23歳最後の登板で手にするプロ1勝目こそ、どんなお祝いにも優る、最高のバースデープレゼントだろう。

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