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【楽しく始めるFUSION360基本とコツ-講座解説】

7-1 サーフェイスを使ったモデリング(ゆり)

サーフェイスとは

サーフェイスは中が空洞なモデルです。
スケッチで作図した線に沿った忠実な面を作成できます。
寸法の要求も満たすことができます。
ソリッドとは違いプロファイルを必要としません。
最終的に全周を面で作成できればソリッドに変換できます。
ソリッドの分割や加工プログラム、フォームでも補助的に使用したりもします。

ソリッドとの作図の違い


スケッチした線分を使って押し出した面を、スケッチで作図した線分で切りとりました。
できた面にあとから厚みをつけました。
表面だけの作業です。
ソリッドは厚みを保ちながらモデリングしていきます。

最初のスプラインの押し出しも、ソリッドでモデリングするとなると、0.2ミリ厚のプロファイルにします。
それを角度をつけてソリッドの押し出しにすると、ラッパ状に厚みが増えてすべての面に角度がついていきます。
均一な厚みではありません。
押出しの角度の意味が違います。

ソリッドではロフトやスイープ、回転移動での作成を検討しなければなりません。
サーフェイスは後から厚みをつければいいので、自由な場合もあります。

ただ、加工などの際、最終的にソリッドにする必要が出てきます。
厚みを付ける場合はいいのですが、面で囲まれたサーフェイスでできた形状では、すべて穴が空いてない閉じられた表面でないと、ソリッドにできません。

Fusion360ではソリッドもフォーム機能もある中で、サーフェースの有効な使い方を考えるとワイヤーフレームで寸法指定がある曲面の作成や、切り取り道具やフォームの穴埋めとしての面利用が出番が多いように思います。

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