「仁王立ち」がはじまる前の話。
コバです。
5/2（火）に開催された第11回「仁王立ち」の興奮冷めやらぬ本日、
皆様いかがお過ごしですか？
楽しかったなあ。それにしても楽しかった！
今回で第11回かー！我ながらすごいな！
ということで、今日は「仁王立ち」が始まるに至る経緯を書きます。
その前に、僕たちが隔月で開催している
ユニットライブ「仁王立ち」についてカンタンに説明します。
◆仁王立ちってなに？
ライオンロック（コバ・ミネ）、それもまた一興（じん・ゆら）の同期芸人2組が4人の活動拠点である東京で、自主制作にて2021年3月31日に立ち上げたユニットライブ。
それが『仁王立ち』です。
お客様のおかげで、およそ2年で計11回も開催することができました！
ほんまに感謝！ありがとうございます！
◆仁王立ちエピソード0 〈その1〉
元々じんとゆらとミネの3人は仲が良かった気がします。
休みの日に一緒に遊んだりしてたような気がします。
僕とそれいち（それもまた一興のこと）は、一緒に遊んだりはなかったけど、同期なんで会えば喋るしわりと仲は良かったはず。
それいちと親友の佐藤尚輝（感情を表に出さないタイプ、ラーメン二郎全店舗制覇経験あり、元々同期で今は後輩の芸人、これ以上話したら長くなるので割愛します笑）って奴がおりまして、僕と尚輝が2年間ルームシェアをしていたので、僕から見た当時のそれいち、感覚としては
「同居人の親友」
って感じでした。
でも、よくよく考えたら、僕が上京から4年間続けた一人暮らしの寂しさについに心が折れて、ルームシェア相手を探していた頃、
ライブ終わりの下北沢駅前。
駅前広くなったばっかりの下北沢駅前。
ゆらと尚輝と僕の3人で珍しく話したことがあって。
その時に
「ひとりぐらしさみしい、限界や。」と相談したら、尚輝から
「オレモソロソロジッカデタイ、イッショニスム？」
とやはり感情なく、全て同じ音階で声をかけてくれました。
そんな僕たちふたりを取り持ってくれたのが、ゆら。
そんなゆらに「同居人の親友」っていうのは寂しいか。改めます。
「仲介業者さん」
でした。
仲介業者・ゆらの支えもあり、僕と尚輝のルームシェア生活が始まります。
それからは、
バイト終わって家帰ったら尚輝と仲介業者の
「おかえり〜」とかしょっちゅう。
バイト終わって家帰ったら、じんと仲介業者と尚輝が狭い和室に似合わないプロジェクター使って映画観ながら「おかえり〜」もしょっちゅう。
なぜか途中から映画観させられて、その流れで仲介業者とじんがやってた警備員のバイト紹介してくれたっけな。
そのまま居座るから「ごはん食べる？なんか作るで」と言わざるを得ない空気に。
とまあそんな感じで仲良くなって、仁王立ちが始まってるわけなんで、今思えばあのプロジェクターにも感謝せな。
◆仁王立ちエピソード0 〈その2〉
2020年、コロナの影響でお笑いライブが消えました。
若手芸人にとって、ライブは
「ネタを磨いて面白さを追求する場所」であり、
「自分が芸人であることを忘れないでいられる場所」です。
あくまで芸人って自己申告なんで。
ライブなくなるってやばいんです。焦ります。
そんな頃、ゆらから珍しく電話がかかってきます。
「芸人同士でネタ見せ会やらない？」
当初はそれいち、ライオンロック、あと何組か呼んで数組で芸人同士お互いのネタ見せあってダメ出しし合おうという予定でした。
ただ。ことごとく断られましてね。ことごとく。
もうしゃあない、2組でやろう！
これがまさしく「仁王立ち」エピソード０。
「同居人の親友」改め「仲介業者」改め
「最近めっちゃ会ってる同期」誕生の瞬間です。
「メンバー兼友達」になるのは、もう少し先の話。
◆仁王立ちエピソード０ こぼれ話
ゆら多めになったので、じんのエピソードをひとつ。
ある日尚輝がコロナ陽性になり、高熱でうなされ、同時に同居人の僕は濃厚接触者になり、ふたりとも外出ができなくなりました。
食料もなく飢え４にへのカウントダウンが聞こえ始めた頃、
じんからのLINE。
「いえでられない？なんかほしいものある？」
神かよ。なに頼もうかと携帯片手に悩んでいると、玄関の向こうから
「どさっ」
玄関の扉を開けると、そこには大量の食料。袋いっぱいの食料。
あいつお金ないのに。
このあたりで小林涙。
慌てて廊下を走って、マンションの下を覗くと、
大雨の中カッパをかぶって自転車にまたがるじんが。
あいつほんまお金ないのに。
そういえば、なんか帰り際むっちゃダサい決めポーズしてたな。
でも、あの日の僕にはそのダサいポーズがとてもカッコよく見えた。
いや、やっぱりあのポーズはダサかった。
「ダサいポーズの神様」改め
「メンバー兼友達」
になるのは、これももう少し先の話。
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6/2（金）21:00まで視聴可能