merryのVirgin VS(4)1981
1981.1、ロンリーローラーがTVドラマ『探偵同盟』の主題歌になる。
私はテレビが無かったので見た事がない。オリコン27位になった。
3月、夜のヒットスタジオ、で決定的な雰囲気。私はテレビが無かった。
何だか台風が来る様な、大きな渦の雰囲気を感じていた。
けど、妙に重い空気が流れ始めたように思った。のは私だけかな。
レコーディングで、ディレクターから歌詞の一つの単語を直してはどうか、
と意見があったようで、そのまま緊急ミーティング。
重苦しい雰囲気で朝まで数時間。時間@5万円ぐらいの経費が無駄になる。
ディレクターは「俺はやってらんない」といってそれっきり。
個人的には、私の当時の伴侶は、
VSの地方公演に、突如来る事もあった。サプライズ?
ウチにはそんな金銭的余裕は無いだろ!イライラする。
「自分に正直に行動する」て、私が泣きたかった。
一方的に書く事は公正ではないかな。違う見方も有るかもしれない。
そーいった見えない陰りとは裏腹に、ライブでは怒濤の快進撃を続ける。
お客さんは皆すごく嬉しそうだった。モット、モット、モット。
そんなお客さんに対して、私は決して笑顔を見せなかったけど、
でもスッゴイ張り切ってました。私も嬉しかったから。
1981、2月と3月でファーストアルバム『Virgin VS Virgin』録音。
これ、今、聴いてみれば、全ての要素がイマイッポ。
だけど、モンテクリスト、サントワマミー等、あがた氏の歌声に関しては、
いい曲もあるね。しかしコーラスのバランス、でけえ~。
これじゃ、コーラスが目の前で、バンドは10m先でやってるようなもんだ。
このジャケットのオブジェ、あれは、ヴイズ様と呼んでました。
あがた氏が散歩の途中で拾ってきた、車の部品だそうです。
デザイナーも困って、バックにジェリービーンズ敷き詰めたりして、
私はヤメてくれと頼んで、白バックになりました。(´д`; )う`
完成品を、当時の奥さんは「アナタが主張するようになってから、
あがたさんの魅力が半減した。半端な物が出来た」こき下ろした。
私はイライラしました。時には怒鳴り合いになる事もあり。
ライブは盛り上がった。石川くんや、マルタくんも見に来てたそうです。
あがた氏は凶暴でした。渋谷屋根裏では最後の曲終わってから、
金ピカのつなぎ衣装のまま、近所の銭湯まで直行したそうです。
私はシールド(コード)をムチにして、MS-20をピシピシしばいてた。
客も暴れてたなー。カッコ良かったのかな。私にマイクは無かったけどね。
7.21、私だけ呼び出され事務所(りぼん)で私の写真?
雑誌クロワッサン(9月号)が私の写真を撮るという。大珍事。
全身これが深紅、身体にピチピチで、度派手なフリルの付いた、ピエロ風。
これじゃぁモテても仕方がないよね~。浮いた噂もないけどネ。
撮影時にチャボさん通りかかって、吃驚してズッコケしてました。