海外渡航の遅延で、乗り継ぎできなくなってしまった話
こんにちは。
フリーランス通訳者のLIONESSです。
先日、海外旅行から帰ってきました。
無事日本に帰ってこれたのですが、帰りの便で乗り継ぎができなくなるというトラブルに遭いました。
ほぼ毎月、仕事や旅行で海外に行っている私ですが、初めての経験でした。
今後同じようなトラブルに遭った方の参考になればと思います。
インドネシア・ングラライ空港で出発が遅延
日本に帰国するための帰国ルートはこうです。
インドネシア・バリ島にあるングラライ国際空港
(LCC航空会社・SCOOT)
↓
シンガポール・チャンギ国際空港
(シンガポール航空)
↓
日本・成田空港
直通便がないため、シンガポールで1度乗り継ぎを行います。
ングラライ空港を19時30分頃に出発する便だったため、17時過ぎ頃には空港に到着、チェックインカウンターに並びます。
私が予約していたのは、SCOOTというLCC航空会社。
空港に着いた時には既に長い列ができていて、並んだものの、1人あたりのカウンター手続き時間がやけに長いな、という感じがありました。
中には、韓国人らしきカップルがスタッフに文句を言っているような様子も見受けられ、なんとなく嫌な予感が。
そして嫌な予感は的中。
19時30分出発の予定が、21時15分に遅延することが決まったと言うのです。
乗り継ぐ予定の便は、23時55分発日本行きの飛行機。
遅延した場合、チャンギ国際空港に到着するのは23時50分で、出発まで5分しかありません。
「現地まで送り届けることしかできず、予定通りトランジットできるのか、乗り継ぎ便が変更になるのかはわからない。ただ、シンガポール航空はこの状況を把握している。現地に着いたら航空会社のスタッフがいるはずだから、スタッフの指示に従ってほしい」
とスタッフから言われ、どうなるのかもわからないまま、出発を待つことに。
出発までかなり時間があったので、SCOOTのスタッフからお詫びのしるしにと貰った1000円分のお食事券で、ビールを2杯飲んでピザを食べて、時間をつぶしました。
搭乗予定時間になったタイミングで、搭乗ゲートの変更が発生。
LCCあるあるですよね。他の搭乗客も、ただでさえ2時間も遅延しているのに、早くしろ!とイライラモードでした。
結局、飛行機が出発したのは遅延予定の時間よりも更に遅い、22時前。
この時点で、シンガポール航空のウェブサイトを見ても遅延情報などはなく、予定通り出発するようで、また私のメールやショートメッセージにも特に連絡は来ていませんでした。
どうなるんだろう、多分、予定通り乗り継ぎはできなさそうだな~と思いながら、ングラライ空港を出発しました。
シンガポール・チャンギ国際空港に到着。
深夜0時をまわったころ、中継地点であるシンガポール・チャンギ国際空港に到着しました。
飛行機を降りると、ホワイトボードが出ていて、スタッフが「ここに書いてある便に乗り継ぎ予定の人はこちらに来てください」と誘導していました。
乗り継ぎに影響を受けたのは、私だけではありません。
ぱっと見たかんじ、10以上の便の乗り継ぎに影響が出ていたようでした。
誘導された先には、簡易的な机と3人のスタッフ、そして机の上には変更後の搭乗チケットがずらりと並べられていました。
私はその列に並びましたが、他の搭乗客が押し寄せ、テーブルを取り囲むように、私の乗り継ぎはどうなった、どうしてくれるんだとスタッフに言い寄っていました。
物凄い剣幕で怒鳴りつけている搭乗客をなんとか説得しようとするスタッフ。なかには、ギリギリ、乗り継ぎが間に合いそうだから走れという指示を受けている方もいて、その場はてんやわんや。
私が列を待っている間に、乗継便が変更になったと、メールとショートメッセージに通知が届き、翌朝9時代の便に変更になったことがわかりました。
やっと私の順番が来ると、スタッフに、変更後の搭乗券と、それまでに過ごすホテルを手配したと、ホテルの情報が書かれたチケットをもらいました。
ホテル、そしてホテルと空港を往復するためのタクシー代を負担する必要はないと説明を受け、空港からタクシーに乗り、ホテルに向かうことになりました。
降りる予定のなかったシンガポールの街に降り立って、なんとも不思議な気分でした。
タクシー運転手、そしてホテルのスタッフは対応に慣れているようで、タクシー料金の立替払いの手続きなど、スムーズに行っていました。
私が滞在することになったのは、空港からタクシーで20分くらいの距離にある、メリキュールホテル。四つ星ホテルです。
ホテルでチェックインする時に、夜ご飯、朝ご飯も食べられるけど、いる?と聞かれましたが、とにかく疲れていたし、4時間後にはまた空港に向かわなければならなかったので、食事はいりませんと伝えました。
ホテルの部屋はなかなか良くて、普通に泊まると1泊2万円以上するお部屋でした。仮眠でしか使えないのが残念です。
ホテルでシャワーを浴びて、3時間ほど仮眠し、再び空港に向かいました。
タクシーがホテルに着いた時に、ホテルのスタッフがあらかじめタクシーメーターを止めさせたうえで、空港までのタクシー費用を立て替えてくれていました。
そんなこんなで、変更になった乗継便で、無事日本まで帰ったのでした。
大変だったけど、貴重な体験ができたかも
インドネシア・ングラライ国際空港に着いて搭乗手続きを行ってから、日本に到着するまで、乗り継ぎ含め10時間程度でいけたはずが、まる1日、24時間かかってしまいました。
正直、本当に疲れたし、昨日帰国したのですが未だに疲れが抜けません。
できれば経験したくなかったけど、今回の乗り継ぎ遅延があったことで、国際線の乗り継ぎ遅延が発生するとこうやって対応してもらえるんだということがわかったし、予定になかったシンガポール市街地上陸もできたので、まあいっか、と思ってます。
LCC航空会社だからこそ発生したトラブルでもあるかと思うので、本当に予定通り、安全にいきたい場合は、LCCを選ばない方がいいかもしれませんね。
以上、乗り継ぎ遅延体験レポートでした。