【クラウドファンディング挑戦中】手札をドラフトするトリックテイキング「マウンテンフォトグラファー」のデザインこぼれ話。
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今回は、「マウンテンフォトグラファー」のデザインについて中村圭佑さんにお聞きしました。
──本日は、「マウンテンフォトグラファー」のデザインについてお聞きします。
中村 よろしくお願いいたします。
──「マウンテンフォトグラファー」という世界観・テーマを聞いた時、どう思いましたか?
中村 双子のライオン堂のプロジェクトでは『アメリカンブックショップ』や『シンデレラのダンス』など、いくつかボードゲームを作ってきましたが、これらはある程度設定が固まった状態でスタートしていました。今回のプロジェクトでは、プロデューサーの田中さんからルールの説明があって、特徴の一つとして「最初に手札がみんな見える状態で配られて、それを順番に選んでいくフェーズがある」と伝えられました。それで、田中さんと天地創造みたいなそういうスケールの大きいものでもいいんじゃないかみたいな話をして。何かいいテーマはないかなと考え始めたんです。
──テーマ決めから関わったんですね。
中村 そうですね。色々アイデアを出していく中で、登山写真家っていうテーマに決まっていきました。トリックテイキングなので、数字と色を使って遊ぶんです。色をどう表現するか。赤色を火山にして、緑を沢というか川というかそういうのに、白は雪山にしてと考えていきました。ただ、色の違いを写真が変わるだけで表現するとわかりづらいので、ぱっと見てこのカードが4色のうちどれかっていうのを認識できるようなポイントを作りたかった。結果、カメラのレンズを覗いてるようなフレームを入れることで成立するぞ、と。これはいけそうだと思いました。
──「マウンテンフォトグラファー」のデザインで一番力を入れたのは?
中村 今回はリメイク作品ということで、元のゲームとルールが変わっていないんですね。だから、元のゲームを遊んだことのある人に対しても、新しい喜びを提供できるようなものを目指していきたいと思いました。世界観に没頭できるようなデザインにしたい。
そこで、デジタルゲームによくみられるカートゥーンレンダリングのような質感に、イメージビジュアルを近づけました。
──パッケージの中から山々の音が聞こえてきそうな感じがしますね。
中村 こういう感じで、新しい技術も取り込んでいけると面白いですね。僕はボードゲームをあまりやってこなかった人間で、依頼があってからいろいろ見るようになった。ゲーム作りに、他の業界で培った新しい視点を入れていった方が何か業界的にも可能性が広がっていくのかなと思っています。
──ありがとうございました。
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