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【PR】AIOEXPC / Xmini (N95)

【カテゴリー】ミニPC(Windows)


本日はいつものイヤホンではなくWindows PC(パソコン)のレビューだ。
なんで急にPC?と思われるかもしれないが実は俺はこっちが本職だw

AIOEXPCさんからお声がけ頂いての無料体験レビューとなる。AIOEXPCは昨今流行りのミニPCの専門メーカーで、今回新発売のXminiはCPUにIntel N95 を採用したものとなる。

ちょっとお堅い話からすると、N95はIntel 12世代Core、省電力なEコアであるAlder Lake-Nのみを搭載している。高性能なPコアを積んでいない代わりに省電力、低価格が売りのCPUである。

同じ様な成り立ちのものにN100やN97があり、最近の安価なミニPCの殆どはこのN95を含めた3種類のうちどれかを採用している。もうひとつ上位にN200があるが、こちらは性能と価格の面で他の3種とは少し離れるため、安価なミニPCを手に入れたいと思ったらN95/N97/N100のどれかを選択する事になるだろう。

N200を含めたこの4種のCPUは以下の共通点を持っている。

・2023年初頭の発売
・Alder Lake-Nアーキテクチャの採用
・4コア4スレッド構成
・Intel UHD Graphicsを搭載

そして、個別のスペックとしては以下となっている。

必ずしも名前の番号が性能を表している訳ではない事がわかるだろう。
N97はグラフィックス実行ユニット数と動作周波数が高いため、ベンチマークでは他の2機種より高めの数値が出やすい。ただ最大動作周波数の3.60GHzを出すにはC StateをEnableにしてやる必要がある。またTDPではN100が一番低い値となっているが、いずれのCPUも最終的にはPower Limit値設定により変更ができるためここでの数値は絶対的な性能を表すものではない。

こうしてみると本機のN95は他の2種に比べて性能的に見劣りする様にも見えるが、ぶっちゃけ、何をどう弄ってもこの3機種に飛び抜けた性能の差はない。そのためミニPCを選択する際にはコスト・メモリ・ストレージの量やインターフェースの数や種類によって選ぶのがよかろう。

何より、N95搭載の本機は価格が安いのだ。これは大きなアドバンテージである。本機はメモリ12GB、SATA SSDが256GBと、実用十分な仕様であるため、購入後すぐにオフィスワークにも利用出来るだろう。

購入リンク

  • AIOEXPC XMINI (N95)
    2024年12月2日まで1万円オフクーポンあり!
    (Amazonアソシエイトリンク)

価格

2024年11月29日時点、Amazonでの価格は27,998円。2024年12月2日までのブラックフライデーセールでは10,000円オフのクーポンが適用されるため17,998円という格安価格で購入できる。レビュー投稿がセール開始に間に合わなかったがこの週末にじっくり考えてみて欲しい。18kで買えるメモリ12GB、SSD256GB、そしてWindows11 Pro搭載のPCというのは非常にお買い得感が高い。その気になればフルHDのモニタ、無線タイプのキーボード&マウスを合わせても1万円程度、余裕をみても1.5万円も出せば調達可能と思われるので、3~3.5万円でWindows PC環境が整ってしまう。

外観・I/F・楽しいギミック付き

外観とインターフェースのご紹介。このXMINIは天板にイルミネーション機能が配置されていて、AIOEXPCのロゴ部をタッチする毎にカラーを変更する事が出来る。消灯やカラー4色、またグラデーションカラーも選択可能で、つい無駄にカラー切り替えをしてしまうw 何がどうという事ではないがこういうのは実に楽しいw

正面に電源ボタン、左側面にUSB3.2 Type-Aポートが3つ配置
右側面にはフルサイズコネクタのHDMI2.0が2つとDisplay Portが1つ
すべて4K@60Hz対応で3画面出力が可能
背面には電源供給専用(残念)のType-cコネクタが1つ、3.5mmイヤホン端子が1つ
そしてGigabit イーサネットポートが2つ装備されている

OS周り

プレインストールされているのはWindows11 Pro。Pro版であるのが実にありがたい。リモートデスクトップやポリシー設定、ドメインに参加しての運用等、これができないと困るという機能や環境についてもPro版なので安心だ。初期セットアップも非常に簡単。注意すべきは初期のキーボード配列が英語配列になっているため、日本語キーボードを繋いでの初期セットアップでは@などの入力がキートップ表示と異なる事だ。@はShift+2で入力可能なので日本語キーボード購入者は覚えておこう。セットアップが済めばキーボード配列は日本語に変更できる。俺は普段英語キーボードを主として使用しているのでこのあたりは何の問題もなかった。
セットアップが済んでコマンドプロンプトを開き「slmgr -dli」コマンドでOSのライセンスを確認した。ミニPCでのよくあるトラブルのひとつ、ボリュームライセンスで登録されているという様な事もなく、問題なくOEMライセンスで認証されていた。

ライセンスの状態は正常

Windows UpdateとMicrosoft Storeの更新をかけたが、特別に処理が重いという事もなく(まぁ多少は遅いがw)更新は完了。初回が終わってすぐ2度目のWindows Update更新を確認したところ、24H2の更新が降ってきたのでそちらも適用。うちのPCは数台がもう24H2になっているので躊躇なく適用した。色々な環境で24H2を運用しているが今のところこれによるトラブルはなし。リリース直後のドタバタもそろそろ落ち着いてきている様だ。再度更新チェックをして累積更新も適用。

で、あれやこれやと使ってみたが、やはりAlder-LakeのミニPCは優秀だ。手持ちにN100のWindowsタブレット、N97のミニPCもあるが、どれも日常用途では突っかかる事もなくきびきびと反応する。Office系アプリは極めて快適に動作するし、FHD程度の動画ならこれも全く問題なく再生できる。うちには4Kモニターがないので4K描画時の性能を確認できないのが残念だ。4Kのモバイルモニターでも買おうかなw

少し重めの作業として、ミラーレス一眼で撮影したRAWファイルの現像を行っても若干もたつきつつも実用レベル。イライラするほどではない。
また、オーディオインターフェースを接続して複数のアンプシミュレーターを順次起動してそれぞれでギターを弾いてみたがレイテンシ的にも優秀。遅延をほぼ感じずに演奏する事が出来た。うーん、優秀優秀。数年前のCeleron系激安PCでは遅延が多くてかなり厳しかったのだがN95はそのあたりも平気でこなす。N100やN97と比べてもやはりほとんど遜色ない。

俺は動画編集は行わないが、これについては厳しいと思われる。FHD程度の動画を編集してもかなりの妥協を強いられると思うので、動画編集を行うならば最低でもIntel i5やRyzen系のものを選ぶのが無難だろう。

ベンチマークも行ってみるかと思ってはいたのだが、N95の平均的なパフォーマンスを示して終了しそうなので割愛する。このクラスのミニPCは重箱の隅を突いて使う様なものではもともとない。まずPCを持っていない状態からの1台目を所有する際に高コストパフォーマンスを示すもの、という認識でよいだろう。3万円台で普通に使えるWindowsPC環境を作れてしまうのだから正直何の文句があろうかというところだ。


どの様な人に特にお勧めできるか

まず第一に、これは本心から言わせて欲しい。

現代の若者はスマホ1台あればほぼ何でも出来てしまう。10年前の様にPCを購入する必要に迫られる事は殆どない。スマホを使いこなし、何もかもをスマホだけで片づけられる。目にも止まらぬ速度でフリック入力しLINEに文章を書き連ねる事が出来る。そのため、社会に出て企業に就職するまでPCに触れた事が皆無という子も珍しくない。必要ないからだ。使った事があるという場合でもせいぜい学校の授業で使った少しばかりの経験に留まる、というのが大多数になってきている。

しかし諸君らは企業に就職すると問答無用でPCを使わされる様になる。一人一台を割り当てられ、それで日常業務をこなせと言われるのだ。当然、文字入力はキーボードだ。慣れ親しんだフリック入力は使えない。当然タッチタイピングなどできるはずもなく、画面を見るよりキーボードの文字を追う時間のほうが長いのではなかろうかという苦労をして、ぽちぽちキーボードを1文字ずつ叩いてローマ字入力で文章を作らざるを得ない。Android OSやiOSの事なら何でも聞いてくれと胸を張るスマホ通でも、Windows上でマウスカーソルを動かして全く親しみのないメニューを開いては何をどうすればいいか毎日悩む事になる。

企業研修でPCの操作を習える、などという甘えた想像をしてはならない。企業はパソコン教室の様にマウスの使い方から教えてくれる訳ではない。Excel、Word等のOfficeアプリの使い方を懇切丁寧に教えてくれる企業など存在しない。その代わりにパソコンくらい使えて当たり前だろという様な理不尽を押し付けてくる企業は腐るほどある。使えなければ即座に君の評価はダダ下がりだ。

そんな馬鹿なと憤っても現実は変わらない。隣の席の同僚に毎日あれこれ聞こうものなら鬱陶しがられて避けられる。君がさっさと使える様にならなければ何を聞こうが相手にもされなくなるだろう。これは決して誇張ではない。企業人となってPCを使えないという事は極めて損をする事なのだ。

なのでPCを買え。Macはクリエーター職でもなければ採用会社が少ないので役に立たない。Windows PCを買え。特に事務系に就職するならばなおさらだ。PCを買って必死にタッチタイプの練習をしろ。自慢のフリック入力速度と同じだけの速度で文字入力が出来る様にしろ。型落ちの古いものでもいいからMicrosoft Officeのスタンドアロン版を買ってインストールして、ExcelとWordを使え。予算がなければGoogleのフリーな類似アプリを使って少しでもスプレッドシートのなんたるかを知っておけ。ネットにいくらでも参考になる記事が転がっている。就職してからそれを見る様では遅いのだ。学生のうちにそういったものに慣れておけ。それが就職後に理不尽に評価を落とされる事を避ける唯一の道だ。え?家に家族共用のPCがあるがそれじゃダメか?駄目だ。自分だけのPCを持て。お前のスマホは家族共用か?家族のPC?甘えんな。高性能なPCである必要はないからとにかく自分が自由に使えるPCを持て。え?PCでゲームがしたいから高性能なものがいい?そんな話はしてねぇんだよ仕事の話だw

このAIOEXPC XMINIは、学生でも大変少ない負担で購入ができる。親にねだるにしてもねだりやすい価格だ。特に安いのはこのあとの3日間だが、もしそれを過ぎても十分に選択肢に入るお安さだ。ソシャゲに課金してる場合じゃねぇぞ。そんな金があったらPCを買え!

と、就職前の学生さん相手に熱く語ってしまったが、それ以外の方は好きにすればいい。そんなに切迫した状況ではないはずだ。欲しければ買えw
実はXMINIにはこのN95版に先立ってリリースされているN100版もある。先に言った様にパフォーマンス的には本機と大きな差はないのだが、こちらはもっとお買い得だったりする。メモリは本機の12GBから16GBに増え、ストレージもSSD 256GBから倍の512GBを搭載している。Wifi規格は5から6に上がり、Bluetoothも4.2から5.0の対応に変わる。そして差額は約4kだ。本機の強力なライバルである。自宅にPCがない方、あるけど古くなっちゃってる方、新しいおもちゃが欲しい方、俺の様に何台ものPCに囲まれて暮らしたいと思っているちょっと頭のおかしい方、本機とその上級機は共に検討する価値がある。

消費電力が低くアイドリング時には数Wしか消費しないため、24時間稼働させても電気代は相当に安く済む。ゲーミングPCの比ではないので、ゲームをしていない時の常用PCとしてもお勧めできるぞ。購入費用はおそらく電気代の差額で早期に回収できる。ゲーミングPCはアホほど電気代かかるからな…


という事で、レビューだかなんだか怪しい記事になってしまったが、AIOEXPCのXMINIは小粒だが非常に有用なPCだ。特に学生さんにとっては人生を変えかねないだけの価値がある。パソコンは使える様になっておいたほうがいいぞ。適当なタイミングで買っとけマジで。ガチャ引いてる場合じゃないんだってマジで。本当に最近の新人はパソコンのパの字も知らないんだよなぁ。絶対損してるって。勿体ないよなぁ……


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