SM小説「路上の恋文」②回想
初めての男性との不倫
開発一課・開発リーダの隼人は自らの能力が高いだけでなく、人望もあり仕事ができる男だった。麻美は入社してから彼の指導を受ける中で仕事を覚えていった。後輩にも分け隔てなく接し、困ったことを率先して解決してくれる隼人を麻美は尊敬するようになっていった。
開発業務ということでお互いに遅くまで残業をすることが多かった。最初は隼人から残業の労いとして、途中からは麻美からの仕事の相談として、家に帰る途中にバーで酒を飲みながら仕事の話をする機会が増えた。やがて話の