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SM小説「路上の恋文」

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ある夜、麻美(27歳)は家の近くで封筒を拾った。この出来事をきっかけに麻美はSMの世界に足を踏み入れることとなってしまう。麻美はどこまで堕ちていってしまうのか・・・ 【注意】性…
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SM小説「路上の恋文」登場人物紹介

ようやく一部完結・・・まずは、読んで頂いた皆様に感謝いたします。拙い文章にも関わらず、あ…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑰卒業【完結】

蒼い手紙 あれから13日が経った。 奴隷卒業試験の前日に敦司の家のポストに一通の手紙が届…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑯帰路

優しい人 また、穏やかな日常に戻っている。あれから、麻美は晃子にどう接すればいいか分か…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑮深層

知らない親友 「晃子!何してるの?!」 晃子は少しも戸惑った様子はなく、裸にハイヒール…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑭成長

奴隷の誓約 晃子とのランチの翌週、12月中旬の土曜日。世間はクリスマス一色だが麻美にはま…

雷音
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SM小説「路上の恋文」⑬狂喜

旧友からの誘い 晃子との約束のランチの日がやってきた。麻美にとっては土日両方に予定が入っ…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑫受容

待ち人 約束の土曜日がやってきた。調教の始まりだ。 麻美にとって心の底では待ちに待った日が来たのだ。麻美にとって平日は計画通り、きっちりと進んでいくもの、安心した毎日だ。全てが予想通りで安定したものなんだけど、モノトーンの世界。 だけど、敦司との時間は全く違う。何をされるかも分からないし、自分では一切何も決めることができない、不安がいっぱいの時間だ。だけど、それは麻美の妄想を具現化してくれる至上の時間なのだ。麻美にとっては、全てが新鮮でカラフルな世界。 麻美は敦司に

SM小説「路上の恋文」⑪罪と罰

優しい罰 「一昨日、僕が最初に電話したのが13時。そして、最終的にお前が電話に出たのが18時…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑩再訪

見え透いた嘘 水曜日、いつも通りの朝がやってきて、麻美はいつも通りの仕事をこなしている。…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑨定常

くだらない日常 月曜日がやってきた・・・ 麻美はいつもの時間に起きて出社の支度をする。麻…

雷音
1年前
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SM小説「路上の恋文」⑧解放

頼れる人 敦司は何も言わずに部屋を出ていき、30分ほどすると戻ってきた。 「浅ましいアナ…

雷音
2年前
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SM小説「路上の恋文」⑦披露

独り遊び 麻美には敦司を拒むという選択肢はもうなかった。早々に敦司に満足してもらい、平穏…

雷音
2年前
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SM小説「路上の恋文」⑥尋問

正しい土下座 翌朝、敦司がまた革靴を鳴らしてやってきた。 カツ、カツ、カツ・・・ガチャッ…

雷音
2年前
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SM小説「路上の恋文」⑤陥落

厳しい鞭打ち カッ、カッ、カッ 革靴の乾いた音が部屋に近づいてきた。麻美は気を失ったままで気付いていない。 次の瞬間、何の前触れもなく、麻美は再び冷や水を浴びせられたのだった。 「えっ!!!ひぃぃ!!!!うぅわああぁー!」 真っ暗な視界の中で無理やり意識を戻され、麻美は状況を理解できずに言葉にならない言葉を出した。敦司は麻袋を麻美の頭から取り除くと、本気のビンタを麻美の左頬に一発入れた。 「うるさいし、汚いですよ、麻美さん。小便漏らしてるじゃないですか。それが大人