私を育てた愛するゲームたち:その弐〜ディスクシステム/PCエンジン〜
ディスクシステムにまつわる苦い思い出
ファミコン全盛期。
ROMカートリッジ(いわゆるカセット)に加え
新たなオプションが1983年に登場しました。
ディスクシステムです。
ファミコン本体より少し高い15,000円。
フロッピーディスク(これも今の若い人知らないやつ)のような
磁気ディスクにゲームが書き込まれており
店頭の書き換え機で500円で
他のゲームに書き換えられるという画期的な商品でした。
実際には書き換え対応しているソフトはごく一部でしたが。
しかし
欲しい。
欲しすぎる。
というわけで親に内緒で貯金をおろして買ってしまいました。
特に印象に残っているゲームはこんなところです。
現在でもシリーズが続く名作の原点もありますね。
ゼルダの伝説(任天堂)
パルテナの鏡(任天堂)
メトロイド(任天堂)
ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島(任天堂)
リンクの冒険(任天堂)
スマッシュピンポン(任天堂)
悪魔城ドラキュラ(コナミ)
エスパードリーム(コナミ)
グリーンベレー(コナミ)
ザナック(ポニーキャニオン)
きね子II(アイレム)
キン肉マン キン肉星王位争奪戦(バンダイ)
郵便貯金が私の貯蓄講座だったのですが
小3の時にお年玉を自分で入金しにいった際
郵便局員さんからキャッシュカードの作成を勧められました。
これで通帳と印鑑を母に断って持ち出さなくても
カード1枚で勝手にお金がおろせる
と子供ながらに悪知恵がはたらきました。
そしてディスクシステムを買ったのを発端に
ゲームセンターで散財し
ファミコンソフトを買いまくり
あっという間に10万円以上あった貯金が底をつきました。
ディスクシステムは友達から借りっぱなしと嘘をつきました。
中学1年の正月にお年玉を入金した際に
通帳記帳したものが母に見つかってしまいました。
母激怒。
生涯で唯一ですが
この時母に蹴られました。
嘘をつきつづけ
勝手にお金をおろしたことが
相当にショックだったようです。
母は悔しくて泣いてしまいました。
「育て方をどこで間違ったのか」
私はバレたらヤバいとは思っていましたが
泣く母を見て本当に悪いことをしたんだと反省しました。
実家に帰った時に私の息子たちを前に
このエピソードを披露したら
あの優しいばあばが
「父ちゃんを蹴ったん!?」
と驚きつつも母を含め笑い話になりましたが。
PCエンジンが降臨 〜ゲーム機戦国時代〜
ファミコンが完全にゲーム業界の覇権を握り
もはや敵なしの状況でした。
しかし果敢に挑むメーカーが参入してきます。
NECホームエレクトロニクスが1987年にPCエンジンを発表し
ファミコンよりも圧倒的にキレイなグラフィックで勝負をかけます。
SEGAはメガドライブを発表し
こちらもさらにそれを上回るスペックで
ファミコンの牙城を崩しにかかります。
さらにPCエンジンの拡張ユニットとして
CD-ROM2(シーディーロムロム)が発表されました。
容量が大幅にUPしたことで
グラフィックはさらに進化し
BGMはCD音質で再現されると言います。
雑誌の記事を見てただただ衝撃をうけ
さらに物欲を刺激されました。
ただ、やはり新ハードを買うには
価格的なハードルが高く
私は指を加えて見ているだけでした。
PCエンジン+CD−ROM2のセット価格は57,800円です。
そしてファミコン+ディスクシステムで
引き続き楽しみ続け高校に進みます。
高校がバイト禁止だったのでひたすら小遣いと
お年玉を貯めていきました。
彼女もいなかったのでデート代も不要です。
友達とカラオケに行くお金があれば十分でした。
イースI・IIの衝撃
そして念願のPCエンジン+CD-ROM2セットを入手。
最初に買ったのはイースI・IIというアクションRPG。
これがまた衝撃でした。
私のゲーム人生の中でベスト5に入ります。
ゲーム中に声優さんが喋るのです。
今では当たり前ですが、当時は感動して震えました。
そしてバンドサウンドにアレンジされたBGMも最高でした。
何度も何度もプレイして
その画面をビデオに接続して録画して
オタク友達に見せたりとかしてました。
サウンドテストモードで全BGMをテープに録画して
ウォークマンで学校の行き帰りに聴きまくりました。
いやぁ、、、振り返ってみると激オタです(汗)
PCエンジンで印象に残ったゲームはこちら
イースI・II(ハドソン)
ファンタジーゾーン(NECアベニュー)
スーパーダライアス(NECアベニュー)
天外魔境II(ハドソン)
オーダイン(ナムコ)
コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ(日本テレネット)
ゼロヨンチャンプ(メディアリング)
悪魔城ドラキュラX 血の輪舞曲(コナミ)
結局PCエンジンは大学に入っても遊んでました。
バイトで貯めたお金でPCエンジンDUO-Rという
姉妹機に買い替えまでしました。
この頃世の中では
任天堂が1990年に発表したスーパーファミコンで
再びゲーム機の王座を取り戻しつつありましたが
私はPCエンジン派だったので
その波に数年乗り遅れることになります。
その参へ続く
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