
ドライヤーで妻の髪を乾かしています
私は時々ですが、妻の風呂上がりに彼女の髪をドライヤーで乾かしています。
別に美容師の経験など何もない、ただの人です。
やってみると結構妻も嬉しそうなので、こんなオッサンもいるんだなぁとでも思っていただければ。
妻の髪に対する悩み
妻が美容室から帰ると、髪がツヤツヤになっています。
トリートメントなどもしてもらうので数日は髪の毛サラサラです。
でも担当の美容師さんに、この髪質が維持できないんですよ、と妻が打ち明けたところ、ドライヤーも結構重要です、と言われたそう。
私も子供達も男ばかりで髪質に気を使う人間は皆無です。
私は薄毛には気を使ってますが(涙)
ゆえに我が家のドライヤーは、3,000円くらいの風量と熱量だけを重視した安物でした。
髪は女性の命です、というフレーズが大昔のTVCMで使われて、今や常識のようになっていて、考えたコピーライターさんすげー、とか思ってますが脱線しましたすみません。
妻はというとドライヤーするのが面倒、腕が疲れる、という理由でお風呂上がりはタオルを頭にターバンのように巻いて、そのまま自然乾燥で寝てしまっていました。
ちょっと調べてみるとこれが一番髪に良くない。
お風呂で開いたキューティクルから水分がどんどん逃げてしまって、髪がバサバサになるそうです。
そりゃ起きたら髪ボサボサになるわ。
下手したらカビも生えるので止めたほうが良いな。
ドライヤーの選定に入る
ドライヤー選択も重要、という美容師さんの言葉が気になって、髪の毛をケアするドライヤーってどう選べば良いんだ?と考え色々調べました。
私が一定の信頼を置く雑誌の1つに、家電批評という、広告が一切なくメーカーへの忖度なしの評価を下すものがあります。
ちなみにKindle Unlimitedで読めます。
この雑誌のバックナンバー2020年10月号にドライヤーを評価したランキングを見つけました。
◆1位 ダイソン Supersonic Ionic 5万円くらい(現在4万円強に値下げ)
◆2位 Panasonic ナノケアEH-NA0B 2万5千円くらい
◆3位 テスコム Nobby by TESCOM NIB3000 1万8千円くらい
個人的にデビュー当初からイオンドライヤーは全く信用していなかったですが、行政指導で「マイナスイオンが髪質を良くすると言うな」となったそうで、最近はすっかりマイナスイオンで髪質が良くなることを売りにするメーカーはなくなったようです。
結局、髪がまとまりやすくなるとか違う言い方でイオンの効果を謳っているようですが。
ダイソンが飛び抜けて高いが、そんなに良いんだろうか。
妻を連れて家電店へ行ってみる。
実際に妻に持たせてみると第一印象は「重い」でした。
妻に取っての苦痛は、ドライヤーをずっとふりふりして頭上に掲げること。
約700gのダイソンは妻に言わせると「これで乾かすのは無理」だそうです。
次点のPanasonicを見てみます。
雑誌の情報は昨年の記事なので、選定していた20210年3月には既に新製品が出ていました。
EH-NA0Eというモデルになり、何が変わったのかはよくわかりません。
価格は3万円超でした。
重量580g。
こちらは持った感じ「少し軽いけどこれでも重い」と言われましたが、これ以下の重量を求めるとそれこそおもちゃみたいなドライヤーになってしまいます。
テスコムは540gなのでかなり軽いですが、持っただけでは違いがほぼ感じられない程度。
また、行きつけの美容室でも使われているように、機能が多才で使いこなせるか心配。
肝心のドライヤー機能としては、どの主力メーカーも熱をどうコントロールするか、に重点が置かれています。
主流は低温で髪を傷めない40℃付近の温風を出す、というもの。
ダイソンは圧倒的風量で速く乾く、などこの辺りに各メーカーのこだわりが詰まっていそうです。
そんな中、Panasonicの新型は一般的なドライヤーの温度である120℃でも、速く乾けば髪質には影響を与えない、という研究結果のもと、高温に戻していました。
60℃の低温モードや、センサーでコントロールするモードもあります。
最終的には何となくでPanasonicにしました。
リサーチしといてそれかい、ですが。
高級ドライヤーが初めてなので、とりあえず一回買ってみよう。
3月14日だったので、妻にホワイトデーのプレゼントのつもりで購入。
説明書を読んでレクチャーしたが、、、
妻は私が説明書を読み込んだら本人は読みません。
私に聞けば良い、という感覚なんでしょうか。
じっくり説明書を読んで効果的な髪の乾かし方をラーニングしました。
頭頂部の根元から乾かす、後は毛先に向かって順に乾かし、毛先はケアモードにして、、、
妻にも教えます。
当日、風呂から上がった妻は一生懸命、買ったばかりのドライヤーで髪を乾かして寝ました。
乾かして「どう?」を手で髪をすきながら見せてきました。
「うーん、1回じゃ変わらんのやない?」
翌日。
妻はまた髪を乾かさず、タオルをターバン巻きして寝てしまいました。
気の短い私はこれにカッチーン!
え、君のために買ったのに。
その日は我慢して何も言いませんでした。
しかし来る日も来る日もドライヤーを使ってくれません。
我慢できずに言いました。
「ねぇ、○○さんのためにドライヤー買ったのにさぁ。乾かしなさいよ。」
「え〜〜。やっぱ重たいもん。」
解決策を考える
結構イライラしました。
これみよがしにドライヤー捨てようかとも思いました。
ただ短絡的な行動はロクな結果を産まないことも知っているつもりです。
何となく「妻が髪を乾かさない」でググってみました。
なんと、結構出てきます。
しかもnoteにも記事が。
ひよんさんは、
◆髪が長い女性はドライヤーで乾かすのが大変で面倒くさい
◆自動ドライヤー開発して欲しい
◆なぜ男性が女性の髪の毛を乾かす文化がないのか
など、まさしく私の妻が感じているであろうことを綴っておられました。
これだ!!
と天啓を得ましたね。
妻が面倒に感じるなら私が乾かせばいい
早速妻に提案します。
「俺が乾かしてやる」
「え〜〜!?良いよ、自分でやるけん。」
「まあまあまあ、たまにはいいやん。」
妻は照れ屋なので、ここまでやり取りしないと断られることは見越しています。
風呂上がりの妻を洗面台の前に立たせ、Panasonicの説明書の通り順序よく、モードを適切に切り替えながら乾かします。
思えば私の好みで妻は髪を伸ばしてくれているのでした。
本人は短いほうが楽で好きらしい。
それで髪を乾かすのが重労働ならば、私が乾かせば万事解決するのだ。
この日から、毎日でないにしても、できるだけ私が妻の髪を乾かすようになりました。
仕事が元通りになると、私は週の半分以上出張で家に居ない日が多いです。
今はまだ家にいる日が圧倒的に多いので、今のうちにたっぷり妻の髪をやさしく乾かすことを楽しんでおこうと思うのです。
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