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神さまの計画と人の思い

人の心には多くの思いがある。しかし、主の計画こそが実現する。

震源19:21(聖書 新改訳2017)

 最近、車を運転する時、車に搭載されたカーナビよりも、携帯電話の地図アプリを頼りにすることがあります。特に渋滞が見込まれ、ルートの選択肢がいくつかある場合です。使用するアプリでは、過去のデータや一般的な道路情報だけではなく、自分が運転する周りの人々の状況も反映して、より正確に目的地までのルートを提案してくれるからです。道を間違えても、間違えたそこから、新しい最適ルートを提案してくれます。世界中でそんなサービスを提供しているのだと思うと、すごいなぁと感心します。

 人の思い、計画は、運転時のルート検索よりはるかに複雑で、日々折々にルートの見直しが迫られます。その選択は、家族や友人、同僚など周りの人々、会社、地域の自治会、教会など属する組織、また国の政策や世界情勢など、様々な影響を受けています。自らの選択は、大なり小なり、他者に影響を与えもします。色々な思惑が交錯する中で、それぞれ何が益なのか思案の繰り返し。思い願うようになることもあれば、そうはならないこともあり、想定外の事態に当惑することもあります。

 そのような中で、実現する主の計画とはどのようなものか? 

 確かなことは、やはり、イエスさまが弟子たち、そして私たちに教えられる祈り、すなわち「御国が来ますように、御心が天で行われるように地でも行われますように」に尽きるでしょう。主は、その計画の成就を前に、刻々と変化する状況の中で、すべて、ありとあらゆる可能性、また私たちの潜在的な思いをも見越して、最善が成るよう私たちそれぞれに働きかけていらっしゃいます。多くの人々が、主を知らず畏れず、御旨に反するとしても、折々に軌道修正を促し、新たな道を示し続けてくださいます。
 
 私たち自身、過去の思いに囚われたりして、路頭に迷ったり、袋小路に入り込んだりするようなことがあります。それに気づくことさえないかもしれません。そんな私たちを主はあわれみ、十字架によりすべての罪咎を負ってくださいました。さらに、復活によって死に打ち勝たれた主には、届かない場はありません。どんな深淵からでも私たちを贖い出し、その場を光で照らし、御国に開かれたものとし、そこから最適なルートを導いてくださるのです。何度間違えても、主にあっては、新たな策が尽きることはありません。
 
 そのルートは、必ずしも楽ではなく、避けたいものもあります。けれども、御国の民、神の子どもとして歩むべき道には、主ご自身がどんなシステムよりも近く、親しく寄り添い、必要を時宜にかなって満たしてくださいます。私たちの内に働き、御国にふさわしく作り変え、それぞれに最上の報いを整え、導いてくださるのです。ですから、今ある場、遣わされているところで、御国の到来という確かな主の計画に思いを馳せ、御霊が祈りをとおして促される最適なルートに耳を傾けながら、進んでまいりたいと思います。

【追記】
・ トップ画像は、他者様の記事からです。もしも問題あれば、お知らせください。(記事の内容は関係ありません。)

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