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2024年、書き納め
今年の1月25日。
「主婦休みの日」と言われるこの日に、私はその名の通り「主婦」を休んで「女」になった。
以前私が池袋のガールズバーで働いていた時に、お客さんとして来てくれていた人と7年ぶりに再会。
「久し振りだけど…相変わらず綺麗だね」
「あの時(ガールズバー時代)は言ってなかったけど、密かに推してたんだよ」
なんて言葉を次々に言われ、長いこと甘い言葉や優しい言葉に飢えていた私はまんまと堕ちた。
歌舞伎町を知り尽くしてるような足取りで私の手を引く彼に着いていくだけ。
気付くと無駄にゴージャスなエントランスのホテルに辿り着いた。
旦那とのセックスは産後一回あった。
その一回も嫌で、始まる前に旦那に隠れてウイスキーをストレートでワンショット流し込んだ。
それ以降は、4年間のレス。
真面目だった私は浮気もせず、ただただ家事、育児、仕事を頑張っていた。
それが当たり前だと思っていたから。
そんな価値観がこの日を境に、最も簡単に崩壊した。
その日久し振りに子宮がん検診の器具以外の物が中に入った。
そこから月に1回のペースでコンスタントに会っていたのに、そんな彼とも7月にあっけなく幕引きとなる。
突然の既読無視。
理由は分からない。
が、追求はしない。
しない方がいい、と何となく思った。
それから既婚者専用のマッチングアプリに手を出すようになった。
体の相性悪すぎて、ヤってる途中で何故かラーメン食べたい気分になり、解散後中華屋に走りラーメン炒飯生ビールセットを頼んだこと。
2回会ったけど特に盛り上がりも盛り下がりもせず、そのまま食事だけでフェードアウトした男。
LINEはめちゃめちゃ楽しかったのに実際会ったら生理的に無理で、食事のみ。しかも食事代全て割り勘だった男。
初回いきなりサウナデートで、2回目ホテル行ったものの気持ち悪い言葉攻めと汗だくすぎて無理だった男。
ほぼ毎日連絡のやり取りがあって、一度会ったけど顔もイケメン。性格も良し。話も合うけど、何故か惹かれない男。
会う約束のやり取り以外は連絡なし。
ただ会った時には私をめちゃくちゃにしてくれて、最高の気分にさせてくれる男。
あと、約10年の付き合いのあるセフレとのデートが2回あった。
これが全てこの1年以内にあったこと。
書き出してみると、我ながら引くくらい男漬けの1年だったんだな…
女は三十超えると性欲増すと聞いてたけど、まさか旦那に対してではなく不倫に走るとは。
私はそこまで行動力のあるタイプではないと思っていたんだけど、リミッターが解除された途端バリバリ行動力発揮してて驚く。
性欲は性格を変える。
母としても頑張った1年だった。
娘が幼稚園に入園して、慣れない新生活に自律神経をやられた時期もあったが、しっかり娘の園生活をサポート出来たのではないかと自負している。
ママ友も多い。
お友達と公園に行ったり、ハロウィンパーティーなど子供たちの喜びそうなイベントもした。
幼稚園の行事は必ず参加するし、保護者の集まりも欠席したことはない。
仕事もしながらだったから大変だったけど、全ては娘のため。
入園前は全然風邪も引かず、病院なんて保湿剤をもらいに皮膚科に行くくらいだった娘が、入園した途端風邪やらインフルエンザやら中耳炎やらになり、毎月のように病院に行った時期もあった。
大雨の中レインコートを着て自転車を漕いで幼稚園まで行った日もあった。
そんな時に「偉いね、大変だったね。風邪引かないようにね」って優しい言葉をかけてくれるのは、旦那ではなくいつだって不倫相手だった。
それで私は優しくなれる。
例え旦那から優しい言葉がかけられてなくても、不倫相手に優しくしてもらってる私は旦那にも優しくしてあげられる。
もちろん娘にだって、職場でだって、知らない人にだって優しくできる。
誰とも関係のなかった4年間、私はどうやって立っていたのだろう。
もう既に思い出せない。
世の中には夫婦の数だけ、夫婦の形がある。
その中で様々な不満をお互いに抱えながら妻も夫も生きている。
マッチングアプリを始め、初めていろんな男性のプロフィール欄を読んだとき、隠してるだけで世の中の既婚者みんな同じ気持ちだったことが分かって、私は少し安堵した。
不倫は良くないことだが、仕方ないことだと私は思う。
この気持ちが1ミリも理解できない人は、恵まれているから喜んでください。
自分の欲を抑え込み、負のオーラを撒き散らすくらいなら、自分のやりたいことをやってハッピーなオーラを撒き散らした方が圧倒的に家庭は上手く回ると思っている。
そうやって自分を正当化させつつ、来年も母親としての自分と女としての自分の二刀流でセックス界の大谷翔平を目指していきたいと思う(笑)
今年から始めたこのnoteですが、コメントを書いてくれる方、毎回いいねをしてくれる方、有料記事の購入やチップを送っていただいた方、本当にありがとうございました。
私にとってnoteは、自分の気持ちを整理する場所でもあり、心の拠り所にもなりました。
noteには同じような境遇の女性がたくさんいる。
ママ友たちとのランチ会では絶対に言えないような、でも幸せだったことを嬉しそうに記事にしている女性たち。
辛そうな人を見れば「気持ちわかるよ」とハグしてあげたくなるし、幸せそうな人を見れば「そのハッピー分けてよー!」とハイタッチしたくなる。
最近気分がどん底になるようなことがあって(全て決着がついたら記事にする予定)、そんなとき「記事が購入されました」「記事が高評価されました」とメールで通知が来ると、救われるような気分になりました。
来年も自分の気持ちを包み隠さず、ありのままを書いていきたいと思いますので、気が向いたら読んでもらえると嬉しいです。
最後になりましたが、皆さんの2025年という年が素晴らしいものになりますように!
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