新しい音色
ここ最近はずっとマッチングアプリのネタばかりだったので、今回は久し振りに真面目に…家族の話を書くことにする。
先週末、家族で河口湖へ行ってきた!
というのも私が高校生の頃から好きだった声優の鈴村健一さんという方のライブが河口湖であり、それに便乗して旅行しようぜ!となり家族にもついてきてもらった次第。
5年前まではファン友達がいて、その子と一緒にずっとライブやイベントには参加していたのだが、残念なことに5年前若くして癌で他界。
そして、その子と入れ替わるように娘が誕生した。
しばらくは鈴村さんの曲を聞くのも辛かったけど、時間が傷を癒してくれて最近は1人でライブに参加するようになった。
河口湖はその友人と何度も行って、いろんな思い出があるところ。
そこに家族と行くのは大変感慨深いものだった。
ちなみに私がライブに参加してる間は、娘と旦那は河口湖周辺で遊んだりして別行動。
先にホテルにチェックインしててもらった。
鈴村さんの書く歌詞は、昔から胸に刺さるものが多く、必ずライブでは泣く(笑)
今回も笑ったり泣いたり感情の起伏がフジヤマ(富士急)並みのライブだったが、中でも1番泣けたのは「新しい音色」という曲だった。
この曲15年前の曲で、今まで何度もライブで聞いてるというのに、こんなに泣いたのは初。
というのも、2、3日前の話に遡るのだが…
幼稚園に娘をお迎えに行った時、担任の先生から言われた言葉が引っ掛かっていて。
もうすぐ運動会なので、ほぼ毎日練習をしているのだけど、娘がぼーっとしていて先生の話を集中して聞けていないことが多い、とのこと。
おうちではどうですか?
なんて聞かれたけど、家では一対一だし1人しか育てたことがない私は「そうなんですねー…」としか言えない。
でも習い事の先生にもよくぼーっとして心ここに在らずな時があるとは言われてたからそのことを話して。
「もし何かを考えていて、それをお母さんに話してきたらこっそり私にも教えてください」
と言われた。
そこで私の悪い癖…
Googleで検索
その結果出てきたのは
ADHD不注意優勢型
ってやつである。
娘はアイロンビーズが好きでよくやり始めるんだけど、最後まで1人でやり切る前に必ず飽きる(笑)
そして同年代の子がちゃんと配色を決めて綺麗にやってるというのに、娘は私の目から見ると何も考えてないような配色(笑)
なんでここがこの色なの!?と怒りたいけど、それはナンセンスらしいので我慢していたところだった。
他にも、一回言ったことをすぐ忘れてしまったり、通園バッグを玄関に置いて靴履いてそのまま手ぶらで出て行こうとすることもある…
でも子供なんてそんなもんだろうなぁーなんて思っていたんだけど、ADHD不注意優勢という名前が出てきた時はギクリとした。
まさかうちの娘これ…?
きっとママ友に相談しても「気にしすぎだよー」なんて言われるだろうし旦那にも母にも言わずに1人で抱え込んでいたんだけど、「新しい音色」のこの歌詞でいろんなものが決壊。
「ひとつになんかならなくていい」
そんな事は気付いているんだ
いつだってさ 響き合っている
場所が同じならいい
いつも僕ら向き合うための
言葉じゃない新しい音色
胸の楽譜に書き込まれていくから
奏でよう それぞれの音色で
奏でよう 全てが届くまで
以前もこんな話を書いたけど、いつからか性格に名前がつくようになった。
ADHD、HSP…
最近はMBTI診断とかね。
でもそれってさ、血液型占いとか誕生日占いみたいなものなんじゃないかな。
性格が割と似てる人たちの統計学。
私も子供の頃忘れ物めちゃくちゃしたし、授業集中して聞いたことなんてないし、ぼーっともしてたよ。
もしかしたら私も診断されてないだけでADHD不注意優勢だったってこと?(笑)
それってただ「集中力が無い子」じゃないの?
「忘れ物が多い子」じゃないのかなぁ。
ADHDかも!?ってなったときは、育て方これでいいのか?と急に迷って、焦って、凄く不安になったけど、鈴村さんの「新しい音色」を聞きながら「ひとつになんかならなくていいんだよな」と気付かされた。
ADHDだって診断されたわけじゃないから分からないけど、もしそれだったとしてもそんなの性格の一つに過ぎないだろう。
人に迷惑をかけるわけではないし、彼女には彼女の音色を私たちと同じ場所で奏でてもらえばいいんだ。
「歌」って聞いてるときのシチュエーションや、その時の境遇で全く感じ方が違う。
鈴村さんの曲で「この世界の好きなところ」という曲があって。
その中の、
「ひとつ 家族がいること いつもありがとう」
という歌詞。
独身のときは何も感じなかったけど、家族が増えた今涙腺崩壊ものである(笑)
一緒に涙を流してこの曲を聴いた友人はもうこの世にはいないけれど、一緒に涙を流して一緒に笑った記憶は消えない。
そういえば!!
この旅行の2日目、富士急ハイランドに遊びに行ったのだが私はとんでもない瞬間を目の当たりにしてしまった。
子供用のジェットコースターの順番を待ってる時のこと。
小学校3〜4年生くらいの女の子が前に、お母さんがその後ろに座っていて、安全バーとシートベルトの確認を乗り物のスタッフのお兄さんがしているときだ。
笑顔の素敵なイケメンお兄さんが、女の子に壁ドンのように覆いかぶさるような形でシートベルトと安全バーの確認をした。
その瞬間その女の子、目を見開いてお兄さんを見つめて、お兄さんが離れた瞬間完全に女の顔してたの(笑)
あら、この子目覚めちゃったわ!!って思った(笑)
罪な男だわ、あのお兄さん。
そんな感じで、一泊二日の河口湖旅行が終了した。
やっぱり河口湖はいい場所!
食べ物は美味しいし、景色も綺麗。
ただ5年前と違って、ほぼ外国人観光客だらけになっていた(笑)
友人と見つけた私の大好きで大切な場所が、家族にとっても大好きで大切な場所になれたらいいな。