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あなたの代わりは山ほどいるけど、あなたがいなきゃ頑張れない人もいることを忘れないで

仕事をしていると理不尽なことって沢山ありますよね。
私も以前勤めていた会社で理不尽な異動があり、心を痛めたことがありました。
当時私は、異動するのは私じゃなくても良いのにって思い、かなり不貞腐れました。
もう、ここでの仕事なんてしたくないと半ば半ギレ状態。
それでも平気な顔をして後任に引き継ぎをした私は、今思い返しても偉かったな私!と思います。
異動したくないけど後任は決まっているし、この会社にいる限り異動を拒否するなんてできないし、そんなモヤモヤを抱えたまま毎日荒んだ気持ちで仕事をしていた時に声をかけてくれたのが、一緒に働いていた先輩でした。


私の引継ぎの合間に、異動先で困らないように他の仕事の手順や注意点も教えてくれました。おかげで異動先では仕事をスムーズにこなすことが出来て、異動前に感じていた不安は少し解消されました。
先輩のおかげと思い、先輩も頑張っているし、私ももう少し頑張ろうと、また仕事に励む毎日がやってきました。


数年後、先輩は会社を辞めることになるのだが、その時私が連絡を取ると、「私の代わりはいくらでもいるから、私がいなくなっても大丈夫だよ」といった。
確かに会社に私じゃなきゃ出来ない仕事は無いと思う。
私の代わりはいくらでもいるというのは、そうゆうことだと思う。
仕事という作業に代わりはいくらでもいると。


でも、先輩がいなくなった後、しばらく私は仕事に身が入らなかった。
単純に寂しかったのと、先輩も頑張っているし私も頑張ろうとモチベーションの所以を自分以外のところに置いておいたのがいけなかったのだと思う。


仕事に代わりはあるかもしれない、でもその人そのものに代わりがいないということを忘れてはいけない。
それは自分自身を肯定する考えでもあるし、もし会社や組織を経営している人がいたら、そうゆう目線で組織を組み立てていかなければいけないのではないかと感じていたりします。
そして、その人がいないと周りのモチベーションが下がって、仕事の生産性が落ちてしまうことがあること。

今、仕事が辛くて自分なんていなくても良い、と思っている人がいるかもしれません。
でも忘れないで、あなたがいないと仕事したくないって思っている人が必ずいるから。
絶対、味方はいるからね。



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