税務調査に入られた話
2017年 7月 ものもらいの残ったシコリを切除してもらい、眼帯貼り付けて帰宅途中
一本の電話が鳴る…
税務署だ、税務調査だ…
事業主が最も恐れる宿敵…
ちょっと待て
3ヶ月前に父ちゃん病気になって、私は子宮頸がんの手術して、今度はものもらいが残って…
こっちは眼帯してんだぞーー!!!
と全然関係ない怒りがこみあげてきた
確かに調査に入られる自覚はある…
2店舗目を出して総売上が上がったのだ
それまではギリギリ課税事業者を免れてたラインの横ばいできてたのに
いきなり上がったのだ
あ、それとそういえばうちのスタッフさん、役所から国保滞納で差押えにあって、私に調査来たわ
なんて後ろめたいことを思いながら税務調査開始
意気揚々と、若手の男の子が1人で来た
そんな彼、帰る頃には、頭を抱えていた…
2回目からはこの道30年のベテランに変わった
ニコニコ世間話をしながら、こちらのボロが出るよう誘導する
税務調査での会話は緊張感が漂う攻防戦のようだ
税務調査の大事なポイントは悪意があるかどうか
いや、法律において大事なポイントだろう
ここで、過去数回自ら税務署に申告の相談をしに行ってたことが役にたった
税理士も会計ソフトも使用してなかった私は、何度か教えてもらいに行ってたのだ
そこだけでも、悪意のなさのポイントを加算してもらえたような気がした
ここで、今回の税務調査のポイントは2つ
①過去、過少申告して消費税を免れてたのでは?
②スタッフは委託ではなく、従業員では?
ということだった
確かに委託契約を結んでいたスタッフさんが、当時4〜5名いたが、1人以外無申告だった
私も驚いた…
委託と雇用の微妙なラインの攻防戦の結果…
①追徴課税は2万8千円でいいでしょう
そのかわり
②スタッフの委託契約を認めず雇用すること
という、これから先の税金の未納を防ぐ方法に出た
①で喜んだのも束の間、②でしばらく頭を悩まされることになる
おかげで、労基とハローワークと何往復したことか…
しかし、大変な経験ではあったが、良い経験にもなった
一回入ってしまえば、大事なポイントが見えてくる
そして、行政の権限の強さも思いしらされる
あらゆる銀行の入出金から把握される
下手に隠すなんてできないのだ
ネット予約の履歴〜LINE予約の履歴、カルテまであらゆるものを調べ尽くす
税務署の職員さんも大変だ
そして私は税務調査が終わる頃には
目は完治していたが膀胱炎になっていた…
もちろんすぐに会計ソフトを購入した
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