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ミラノ散歩|ある日の午後のスナップ➁

昨日の写真の通りをまっすぐセンピオーネ公園方向に進むと、右手に見えてくるのが「トリエンナーレ・ディ・ミラノ」。

少し立ち寄ってみることにしました。


一般的にトリエンナーレというと「3年に一度の展覧会」ということになりますが、こちらは主にデザインや建築に関するトリエンナーレの流れを受けて2007年に開館した美術館です。

ややこしいので、別名である「トリエンナーレ・デザイン・ミュージアム」に統一したほうがいいんじゃないかなあ。


娘が見たかったこれまでのトリエンナーレについての常設展はちょうどリニューアル工事中で見られず(4月15日オープン)。

他の企画展の中からこちらの「エットレ・ソットサス展」をさらっと。
デザイナーそして建築家でもあったソットサスは、工業デザインを中心に主にミラノで活躍。
代表作にオリヴェッティ社の赤いタイプライター「Valentine」などがあります。


こちらはソットサスが1960年代に手掛けた、友人ジョヴァンニ・ラナ氏の自宅サロンを移設したもの。

「ほう、生パスタで有名なGiovanni Rana氏の家か…」と、親切な若い学芸員さんが説明をしてくれているあいだずっと、ラヴィオリやトルテッリーニが湯気を立てるお皿が頭に浮かびっぱなしだったのに、実はこちら、Giovanni "Lana"氏(リトグラフ作家)のお宅でした。

ちなみにRanaはカエル、Lanaは羊毛という意味です。
RとLにはいまだに苦戦させられる…



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