【LAiR’s Artist】soar
Profile
兵庫県生まれ。
京都嵯峨美術短期大学卒業後、建築関係の会社に就職。2018年soar(ソア)という名前で絵を描く事を始める。
SNSテキスタイルデザインコンペサイトにて数々の作品が入選し商品化。「OZの女子旅EXPO」日本のローカルスタンダード公募展参加。OZマガジン11月号掲載。
2020年雲ノ平山荘 Artist in Residence Program
に参加。連動したブランド“nubis umbra”にて「Journey」がスカーフとして商品化。
その他にもアパレル、飲食店等とコラボレーションを行い商品デザイン等で活動している。
登山、スノーボードなどのアウトドアスポーツを通じて自然の中で感じる感情、五感を通じて見る風景を表現したいと思い。
「自然と人」との暮らし・遊びをテーマに模様の要素を取り入れた自然風景を描いている。
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作品紹介
今回は2作品を制作しました。
まず金沢の街を歩き、私が1番目にとまったのは大きくたたずむ松の木と大きい石が綺麗に積まれた石垣でした。
木は自然というイメージにピッタリで直感で描きたいと思いました。でも私は自然とは手を加えずそのままの状態である物というイメージでしたが、ここの松の木は綺麗に手入れされ、又大きく光りのある方に自由に伸びた松が倒れないように工夫されていたり何年も昔から多くの人々が大切にして守って来た物なんだと感じました。
又石垣には文字が描かれたり石を積むのにも工夫があったり金沢は様々な所で人の歴史や時間の流れがあるあたたかい場所なんだと感じました。
人が何かを大切にするぬくもりと自然がhyggeだと思いました。
そういった思いから制作は松と石垣を描きたい。と思って描き進めたのですがあたたかさを出すコトが難しく。描き進めた物は表現したい物に仕上がらず一度制作を中止しました。
そんな自分自信が少し行き詰まった時にふと兼六園へ散歩に出掛けると少し小高い丘へがありそこから見える景色は松の木と遠くに山々が見渡せ。
緑溢れる景色に「落ち着く場所」この風景に心が癒されました。ここは私のhyggeだなーと思ったのです。そこで兼六園から見えた私のhyggeを描きましま。
そして自然に癒されてから人の暖かさを感じる松と石垣のhyggeを描きました。
「hygge」
石垣と松
キャンバスに水彩で描きました。
「私のhygge」
兼六園からの風景
キャンバスにアクリル、水彩と海のイメージも織り交ぜて塩を少し使用しています。
LINNASアーティストインレジデンス企画【LAiR】について
LINNASは「街の中のちいさな複合施設」として、その地域の中の人、外の人、様々な人が行き交うHUBにしていきたいと考えております。そのためにアーティストの方々が訪れる機会を創り、多様性を生み出していきたいと考えています。
また、ホテルとしてのコンセプトは「ヒュッゲ」を掲げています。ヒュッゲとはデンマーク語で「居心地の良い空間・時間」を意味する言葉です。宿泊されるゲストには、そんな豊かさを感じるひと時を提供します。そしてこの感情を、日常にも持ち帰っていただけたらと思います。
豊かな日常を分解していくと様々な要素があるかと思いますが、LINNASが提供したい「豊かな日常」の一つに「アートのある日常」があります。
家で過ごす時間が長くなった今、家の中にアートがあることで気持ちが明るくなったり、癒されたりするのではないでしょうか。
LINNASではアーティストインレジデンスで滞在してくださったアーティストの作品をお部屋や共用部に飾っていくことで、宿泊する人たちに「アートのある日常を試着」していただきたいと考えています。