「接客はクリエイティブな仕事」New Basicなホテルマンを目指して
新卒で入社した大手リゾート会社に約3年勤め、石川県のライフスタイルホテル LINNAS Kanazawa(以下LINNAS)に転職したChichi(チチ)さん。現在オペレーション兼SNSマーケターとして活躍中。
転職が2年経った今、LINNASで働く困難や面白さ、一緒に働きたい人について、LINNASインターン生が聞いてきました!
Chichiさんの活動はこちらからご覧ください。
”ホテルラヴァー”の原点
ーChichiさんのnoteを読んでいると「ホテル愛」が伝わってくるのですが、どうしてそんなにホテルが好きになったのですか?
大学時代バーで働いていたんですけど、仕事終わりに来られるお客さんが「Chichiさんのお陰で明日も仕事頑張れる」と言って帰ってもらえたのが凄い嬉しくって。
ソフト・ハードも含めて、自分が出したサービスで相手が喜んでくれることが、接客業を楽しいと思った原点ですね。
就活の際、元々旅行も好きだし、一番長く、そしていろんな場面で接客ができるホテルは理想的な職種だな、と思いホテルに就職しました。
ーでは、就活の際にホテルマンを志したんですね。
そうですね。ホテルが理想的な仕事であるという自分の読みはあっていて。フロント以外に立っている時もお客様に接客する気持ちで働けているので、今の仕事は凄く気に入っています。
ーホテル発信活動「ホテルみるぞー」を始めたきっかけはありますか?
接客の勉強をするために、自分のグループ会社ではないホテルに行って写真を撮ったりしていたのですが
「それは経験という名の財産だからもっと多くの人に共有したほうがいいよ」と友人に言われたのがきっかけですね。
東京から古都・金沢に移住して
ー金沢にはLINNASへの転職を機に来たのですか?来る前と印象の変化はありましたか?
金沢は旅行でも来たことがなく、まったく縁もゆかりもない地域でした。
いい街だろう、きっと好きになれるだろう、と思って来たのですが、いろいろな人と出会う中で来る前よりももっと金沢が好きになりましたね。
ーLINNASの「面(ホテル周辺地域一帯)で迎えるおもてなし」という言葉が印象的なのですが、地元の方と関係を構築する中で苦労はありましたか?
そうだね…めっちゃある!(笑)
私個人的にはそれもホテルマンの仕事の一環だと思っているけど、日々のオペレーションには入らないからね。
私は根が明るくないから気を抜くと家に引きこもっちゃうので…(笑) LINNASのChichiとして外に出て、お店の方やお客さんと話すようにしています。
自分が街に出て観光目線で見てみる、食べてみる、というのはホテルマンとして最低限の仕事じゃないかな。
休みの日に自分のお金と時間を使って街に出れるかどうか。そこから自分のコミュニケーション能力で「その人のことをもっと知りたい」「このお店は本当にいいからゲストにも体験してもらいたい」と思えるかどうか。
そういうところから強い点になって、面(地域)に広がっていくイメージ。
ホテル業界ってやっぱり大変?
ーnoteでは「New Basicなホテルマンを体現したい!」とおっしゃっていますが、達成できた部分・未達成の部分について改めて教えてください。
LINNASでは自由度高くやらせてもらっているのでやりたいことに挑戦できているし、自分が思い描いていたゲストと距離が近い接客もできていると思う。
でもそれがもっと評価される世の中にしたいと思っていて…そこの仕組みづくりはまだできていないかも。
ーホテル業界全体の課題でもありますよね…
私は接客を受けるのが好きだから、いろんなホテルに行く度に「ホテルで一番大事なのは人」だと思ってます。
ホテルで働く人が熱量、プライドを持って働けていないと良いサービスは生まれないんじゃないかな。
簡単に人件費を上げられないことは分かるけど、いいパフォーマンスをするホテルマンに対してインセンティブをあげることはできるはず。
私たちも試行錯誤中ではあるけど、制度としてホテルマンの価値向上を仕組化していくのが一番理想。
実際、Akiさん(代表)が導入してくれた「街ディグ制度*」ではすごく理に適っていると思う。
ー「ホテルみるぞー」として沢山のホテルマンの話を聞く中で、LINNASで働く強みは何だと思いますか?
LINNASでは接客だけではなくオールマイティに仕事をこなさないといけない。
だからこそ広い視野でホテルのことを見れるし、気づきも多い分、直接自分でアクション出来るのが強み。
ーいろいろな仕事を包括的にやることが好きな人にとっては強みになりますよね。
捉え方次第だよね。もちろん少人数な会社だから一人でやらなきゃいけないことは多いと思う。だけどクリエイティブな仕事だから私は楽しいと思うけどね。
前職までは対面でいかにクリエイティブを発揮してゲストとの会話を盛り上げるか、サービスできるか、ということを考えていたけど
LINNASではイベントの企画とか、清掃オペレーションの改善とか
そういう部分からもクリエイティビティを発揮してゲストのことを考えられるのは面白い仕事だと私は思います。
ー仕事の範囲が広い一方で、長期休みがとれる制度*があるんですよね?
そうそう。ボリュームは大きいけど、長い時間働くことが全然マストではないからちゃんとお休みもとれるし。
Akiさん(代表)も小さいお子さんがいるから子育てに対する理解があるし、旅も好きだから長期休暇もしっかりとれてると思う。
私個人の話で言えば、お休みの日にお店(街)に行かないっていう選択もできるわけじゃないですか(笑)
だから半分仕事、半分遊び、みたいなシーンが多い気がする。
街で出会った人とイベントを作れるようになったりするし、自分のプライベートが仕事・LINNASに活かせることも意外と多い。
それを楽しめる人は仕事も楽しめるし、LINNASにとってもプラスになるんじゃないかな。
ーLINNASで働いている方同士、地域の方も含めて、人と繋がりながら仕事をすることを楽しめる人に向いているのかなと思いました。
LINNASの行動指針「Be HUB!」っていうけど、自分がHUB的存在になることを喜べるかどうかだと思うんだよね。
たとえ街に出なくとも、園芸が趣味で週末畑に行っている人は、そこでの人との出会い、面の広がりがあると思うからね。
自分のプライベートなところでもBe HUBができたらよりいいかな。
ーLINNASに来て1週間ほどですが沢山の方にお会いして…まさにこの場所がHUBであることを体感しています。LINNAS Familyの関係をどのように感じていますか?
幸福感が高いし、チームとしてすごくいいなって思ってる。
愚痴で発散させて改善に結び付かないようなことをする人がいないから、強い信頼関係ができています。
ー会う方会う方本当に温かいと感じています!仕事をする時とアットホームにみんなで集まる時とでメリハリがあって、いい塩梅を保っていますよね。
そう!LINNAS Familyは相手との心理的関係が密で、LINNASに来てから「家族的情味」が好きな言葉になった。
制度上だけではなく、メンタル的にも大変な時に支え合える関係。
ー最後に、LINNASに興味のある方にメッセージをお願いします!
Be HUBの中でもAkiさん(代表)はHumble(人に対して、自分に対して、常に謙虚な気持ちを持つこと)を大事にしてるけど、
私はプレイヤーとしてLINNASにいる中でBrave(勇敢にチャレンジする起業家精神)が結構大事だと思ってるな。
もちろんどれも大切だけど、LINNASはチャレンジし続けないといけない会社。「会社がやってくれる」じゃなくて、プレイヤーとしても個人としてもBraveness(勇敢さ)を持って変えていける人と働きたいな。
あとは何かに対して情熱を持っている人。
私の場合は接客の仕事が大好きで辞めたくないんですけど(笑)
ホテルにまつわるスキルで熱量を持っていて、「ここだけは自分のプロフェッショナル」と言えるものをもってLINNASを大きくしてくれる人、チームとして動いていけるひとがいいですかね。
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