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似合うものだけ?




流行りの服はかわいい。おしゃれだなと思って生きてきた。その中で流行りを選ぶこともあったし、好きだけで選ぶこともあった。お気に入りの服は何年も着ることだってある。



5年くらい前からかな?服選びに関してモヤッとするようになった。


ハイジっていつまでもこの服が似合いそう


理由はなんとなくわかっている。
歳を重ねるごとに「好き」よりも、似合う似合わない、に重きをおくようになったから。
似合うものがどんどん変わってきた気がしたのだ。ちょうどヘアカラーもやめて、ロングになって雰囲気もかなり変わった。尚更、パーソナルカラーや骨格診断、顔タイプ診断のように、似合う似合わないがハッキリしてきた。


流行りに乗りすぎず、選ぶときにも素材を見て、なるべく変に見えないもの(これは服にも失礼。笑)少しでも似合うものを…と選ぶことが多くなっていった。


そう、あなたの自分軸はどこ行った?
あなたの好き、はどこ行った?

ある意味「似合うものを選ぶ」という自分軸ではあるか。どんな形であっても自分の生きてきた道や選んだものは肯定したいよね。


でも、不思議なことにどんな意図でもその人らしさというのはちゃんと醸し出るようで。似合うかどうかで選んでも、あなたらしいよね!と言われるから勝手に出るんだなと思う。確かに周りを見渡しても、どんな意図で選んだかまではわからないけどその人らしさは存分に出ている。

そうは言ってもこの5年、似合わないものもちゃんと(?)選んでいたこともあったし、着たい!という気持ちを優先することもあった。

でも、なんだかやっぱり気持ちが窮屈だったのだ。

ヨーロッパの石畳は歩きやすい靴に限る
写真はイタリアのローマ、スペイン広場付近


…それが最近!
10年前(笑)に買ったブーツを履きたくなって。
気に入ってたけど、なかなか履く機会がなく保管したままだった。スタンダードな形なので流行り廃りがないと処分はせず置いていたのだけど。

ウキウキで箱を開けて履いてみたら…

一瞬でブーツの内側の部分が剥がれた(゚д゚)! 
そう。劣化していたのだ。そりゃあそうだよね、ずっとしまったままだったんだから。


でも履かないまま処分はしたくない!
自分で修復を始めてみた。しかし難しい。途中で諦めそうになる。でも履きたい!その気持ちだけで作業している。

そして、ブーツを服に合わせていたら
あれ…?これは今までと違うコーデが出来るんじゃない?
最近着てなかったあのグレンチェックの服も、このブーツに合わせたらいけそうなんだけど?
持ってるアクセサリーとも雰囲気合うんだけど♡
どういうこと!?

そう。これまでのわたしらしさのコーデとは全然違う。

これらのコーデだと骨格診断などでも似合うと言われるものじゃない。

だけど何かキュン♡と来るものがあった。
なんだろう、これ。同時に心が軽くなる感覚。
肩肘張らずゆるっと服を楽しめそうな気がしてきた。そうそう、これ。この気持ちでいたかったんだよ。

うん、おしゃれってこういうことだよね。


もうさ、「好き」だけで選んでいいよ。
「好き」で生きようよ。

そんな言葉をわたしにかけたくなった。


…まぁまだ着てませんがね♡
早くブーツを修復して挑戦しよう!












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