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LUD Personal Worksスタートします
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Art Directorの鈴木知一(スズキトモカズ)です。
さて、ドキドキな初投稿です。
LiNK-UP DESIGN(以下LUD)のメンバーで「それぞれ自分の好きなアートワークを作って毎週持ち寄って発表しよう」って去年末になりまして、それでスタートした企画をnoteに投稿しようと。この企画、何を作ろうがシリーズ化しようがしまいが、テーマも何もしばりがないので「なんでもあり」な企画です。なかなか普段のデザインの仕事でオールフリーなことはないです。それは当然ですが、そうではない状態でデザイン作ってみたいよね、ってのがこの企画の良さだと思っています。さて。前置きが長くなりましたが、というわけで第一弾として投稿します。
自分で好きに作って仕上げたら、まず見せたみんなから「っぽい」と言われました。結局自由に作っても「っぽい」ものになるんだなとまずそれが他者の反応への感想でした(笑)
僕自身、好きなモチーフで「ぬいぐるみ」が昔からあります。peloqoonっていうぬいぐるみのシリーズ(https://www.instagram.com/peloqoon/)が大好きで家にもいくつかあるくらい。なんか、かわいいのにちょっとグロい、とかかっこいいのにどっかダサい、とか相反する要素が混ざり合った時の感じが好きです。
かっこよくてひたすらかっこいいとか、かわいくてひたすらかわいい、っていう1つをとことん突き詰めた先にあるものも好きなんですが、僕が僕の好きに作ると、相反する要素を混ぜたくなります。元はかわいいぬいぐるみの画像なのに、目がいっぱいあったり、手がモンスターになってたり、BODYはピンクなのに爪とかライトグリーンだったり、なんかそういうの好きなんです。ピンク、ライトグリーン、ブラック、の配色はとにかく好きです。血やペンキみたいな液体が垂れてるっていうのも大好きで、今後の作品にも絶対登場してくると思います。先に言っときます(笑)
インスタの流れからスクエア(正方形)と視覚がめちゃリンクしてるような気がしてて、僕の場合、CDジャケットをずっとデザインしてきたってこともあるので、スクエアっていう画角の感じ好きですね。あとは知らず知らずとジャケットというかLPジャケットというか。。。意識したデザインになっちゃってます。これは90'Sとか2000年序盤とかのデジタルロックなジャンルのイメージです。タイポグラフィもそれ意識してる感あります。
普段は仕事では「このデザイン。。。特に意味はないんです」なんて言いづらいんですが、このアートワークは「特に意味がない」ものが詰まりまくってます。頭の上に乗ってるコントローラーみたいなボタンがついてる帽子かなんかよくわからない部分は、コントローラーとしての機能性なんてかなり怪しいものがあります(笑)当然ながら、口の上に書いてあるプログラム言語っぽい文字も、全然自分でも理解してないし、全然意味はありません。
思いっきりそんなあれこれを気にせず作る開放感を久々に味わいながら作っていて、学生の頃、空想でいろんなものをデザインしてた頃のことを思い出しました。
鈴木知一 / Tomokazu Suzuki
Art Director, Designer
埼玉県蕨市出身。2002年より原神一に師事。アーティストのCDジャケット・ツアーパンフレット・GOODS・LOGOなどを手掛ける。2005年独立、K-POPやアイドルなどさらに幅広いジャンルの音楽のアートワークを手掛ける。2016年LiNK-UP株式会社に入社し、LiNK-UP DESIGNを立ち上げ現在に至る。
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