2024年4月からの炎王スネークアイ
こんにちは! 愛知でOCG・MDをしているくまだいです。
先日開催されましたシトロンCSにて優勝することができました。
新環境1発目の優勝は初めてなので、調子に乗って新制限の構築について記事を書いていこうと思います。
使用した構築
3月31日開催のシトロンCSに使用した構築がこちらになります。
デッキ選択については、チームメンバーのたけっしーさんよりご本人の記事にもある通りなんでもいいとのことでしたので、前期ほとんどの期間使用していた炎王スネークアイを選択しました。
スネークアイエクセル1枚の出力と炎王の対応力、この2つのどちらかが欠けていたら勝てない試合もあったのでデッキ選択としては良かったと思います。
しかし2024年4月の制限改定によって1番規制されたカードが多いデッキでもあるので、前期ほどのパワーは無いと感じます。
規制されたカードの枠に何を選択するかが今期の炎王スネークアイの最初の課題だと思います。
新規規制カードについて
財宝狩りの悪魔 無制限→制限
炎王神獣キリン 無制限→準制限
スネークアイエクセル 無制限→準制限
どれもサーチカードがありアクセスがしやすいカードではありますが、今回は全体的に緩めの制限改定であり、その中で炎王スネークアイだけ4枚も強力なカードが減ったのは手痛いです。
固定枠
前期の構築では、炎王スネークアイを使用している方のほとんどがこの38枚まで固定枠で入っている印象でした。
この中から規制されたカードを減らし、一旦財宝狩りの悪魔をサーチ先の黒魔女ディアベルスターに変更し36枚 これが現在の固定枠だと考えております。
自分は残りの4枠に 三戦の才2枚 金満で謙虚な壺 スキルドレインを選択しました。
スキルドレインについては前日に思いついたにしては悪くないと感じていたのですが、
「スキドレいいと思うかなり」 師匠のMさん
「適当すぎw」 主催のSさん
「馬鹿だから入れてる」 参加者のG
等様々な意見をいただきました。
この4枠が個性であり、構築段階で差が出る場所であると感じたので採用候補カードを見ていこうと思います。
候補カードを種類ごとに分けていきます。
初動になるカード
財宝狩りの悪魔を黒魔女ディアベルスターに変更したとしても、スネークアイエクセル1枚分初動が減っています。エクセルになるカードはスネークアイと炎王両方に触れれるのでリターンが大きく強力です。
ワンフォーワン
エクセル ポプルス ポニクスの好きなレベル1にアクセスできるカード 誘発を受けた初動と別のレベル1を出すことで無効系への貫通性能も高い
欠点として手札コストのモンスター1枚が重い 展開がすべて通った後の役割が弱い
スモールワールド
初動のエクセル 貫通札としてポプルス 展開後の誘発への変換が可能なカード
エクセル及びポプルスが手札誘発達とのスモワ適正が高く(守備200、レベル1が多い)、経由用カードを入れなくてもいいのも好印象
手札コストは裏除外のためワンフォーワンより重い
パラレルエクシード
ランク4のヘルフレイムバンシーからスネークアイやサイド後のネメシスギミックに触るカード リンク値2として使うのも強力。リンクモンスターを出せないと手札で浮いてしまう印象があるのでかなりリスクリターンの幅が大きいカードだと感じます。
ドローソース
初動としては不安定だが、前述のカードより癖がないです
金満で謙虚な壺
基本は3枚で使うことになりそうです。炎王神獣キリンの減少によりロングゲーム適性が下がっているので、レイジングフェニックス&ジーランティスのセットをより重宝する試合が多くなりそうです。
初動 指名者 誘発だけでなく後述するパワーカード系も探せます。
成金ゴブリン
入れた枚数分実質デッキ枚数を減らせるカード 固定枠外のカードはどれも一長一短なのでそれらを実質減らすには最適だと感じました。
炎王カード
炎王側を回せるカードです。往復するごとにアドバンテージを獲得できるので初手にあることで早めに使用できますが、スネークアイ側に触れることが遠いのがネックです。
真炎王ポニクス2枚目以降
ポニクス単体ではあまり展開は伸びないが、破壊されても手札に戻ってくるので次のターン以降攻めやすい印象があります。
後攻時はエクセルが無効化された後エクセル自爆から出すことで召喚権被りをなくせる場合があるので自爆できるように誘発を打ちましょう。
炎王の孤島 聖域 2枚目以降
繰り返し使用することでアドバンテージを得るカードなので、誘発を受けても初手から使用できるのは強力です。
エクセルが無効をもらった際に孤島でエクセル破壊→ポニクスサーチから特殊→炎王神天焼をサーチすることで、妨害の神天焼と後続のポニクスに触ることができます。神天焼は自分の無効系誘発が取りこぼしがちな攻め手を破壊によって防ぐことができるのでなかなか強力です。
また、後攻時に孤島で手札の炎王神獣キリンを破壊からスタートすることは召喚権を使わず相手のカードを踏みながらモンスターを並べられるので非常に強力です。(キリンの枚数は減ってしまいましたが…)
13枚目以降の手札誘発
メインデッキに入れる手札誘発の候補として、幽鬼うさぎや原子生命態ニビル等があります。
新制限一発目でしたので、幅広く使用できる増殖するG 灰流うらら 無限泡影 エフェクトヴェーラー以外の採用は見送りましたが、環境が固まってきている場合には有効な手札誘発を採用すべきだと考えております。
パワーカード
1枚で試合を大きく変えるカードです。こちらも癖があるカードが多いですが、前述したカード達も一長一短な点があるのでリターンの大きいパワーカードを自分は採用しました。
三戦の才
先攻後攻問わず強力なカードです。特にデッキの種類に対して、魔法カードを止めれるカードが少ないと考えたため捲り札として採用しました。
スキルドレイン
手札誘発の受けが前期よりは悪くなったため、展開が止まった際や誘発の直撃を避けるために採用しました。
次のターンにエクセルやディアベルスターがある場合は、コストでスキルドレインを墓地へ送り解除できます。炎王に触れている場合、こちらはガルドニクスで高打点をキープしつつキリンの効果で相手のカードの処理など自分が有利に戦えます。展開が通った際は相手の手数が多くても回答がなければ止めきれますし、通らなくても1枚で相手を止めるカードとしては強力です。
もちろん万能ではないですが、先攻時に頼りになるカードとして採用しました。
その他永続罠
他の候補としてサモンリミッター・魔封じの芳香等があります。スキルドレインほどではないですが、それなりに拘束力が期待できます。複数枚入れると先攻用に寄りすぎてしまうので、今回はスキルドレインのみの採用にしました。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます!
現状ずば抜けた強さのデッキはない印象ですので、デッキ選択は結構何でもいいと感じます。新しいデッキタイプの登場や既存デッキの採用カードの変化が期待できそうで楽しみです。
拙い文章ですがご精読ありがとうございました。