TWT final2024観戦レポ
12月5日から8日にかけて開催された鉄拳ワールドツアー最終日に参加してきました。
会場に入ってから試合開始まで
eSportsイベントには前々から参加したいなあと思いつつ、大会があっても東京(自分は大阪在住)だったり、興味のあるタイトルじゃなかったり、チケットが結構いい値段だったりと、つい尻込みしていました。しかし、海外の会場で行われている鉄拳の世界大会決勝が日本でやるとのことだったので、東京でしたが参加(ゲーセン風に言うと遠征)してきました。
会場はベルサール渋谷で、広さは普段イベントに参加しないのでよくわからないが、 中規模ぐらいかな?物販コーナーや選手の待機所みたいなところで仕切りがあったので、それもあって本来より狭く見えたのかもしれません。
9時30分開場だったのですが、自分が15分頃についた時にはすでに50人近く並んでいて、そんなにいると思っていませんでした。入場するまでに後ろにも結構列ができたので、はっきりとはわかりませんが、最終的に80人ぐらい並んでたのかな。受付で参加証的なリストバンドとグッズを受け取り、そのままメインステージへ入っていきました。観戦無料で、さらにグッズまでもらえて、太っ腹ですね、バンナムさん。

そんなこんなで席を確保したので、試合が始まるまで物販コーナーに行ったりして時間をつぶしていました。グッズはキャラクターのタオルだったりTシャツ、キーホルダーやぬいぐるみなどいろいろと種類がありました。買うか迷っている間に売り切れてしまったが、今思うと買っておけばよかった。一応ネット通販もあるっぽいが、やっぱり現地のノリ的なものがないとなかなか買うところまでいかない。鉄拳グッズと一緒にレバーレスアケコンを売っていたり、詳しくは見ていませんがパッドにキャラクターをプリントするコーナーもあったっぽい?自分は観戦するだけだったのでコントローラーを持ってきていませんでしたが、知っていたら値段にもよるけど利用していたかもしれません。twitterとかで告知してたのかな?

他にも開発者やストリーマーが駄弁りながら大会を観戦するウォッチパーティ形式の場所や、鉄拳8や過去作を遊べるコーナーもあり、大会を見ずに単純に遊ぶだけでも鉄拳ファンなら十分楽しめるような環境になっていました。
試合が始まってから
選手入場が終わり、試合が始まると、会場の大きいスピーカーでゲーム音を聞くと、普段のイヤホンとは違い、サウンドエフェクトやBGMの響きが一層強調され、イベントに来たなというワクワク感が強くなってきました。スピーカーから流れる重低音や皆で一つの画面を見るのが、昔のゲーセンのようで、それもよかったですね。あんまりゲーセンに行ってなかったけど。ゲーム音もよく聞こえるが、現地で実況解説していた人たちの声もはっきり聞こえ、音響はかなり満足度が高かったです。途中で解説側のマイクが入らなくて一人だけでしゃべっていることが一瞬あったが、トラブルというトラブルもほとんどなくスムーズに進行していました。

初めて格ゲーの現地観戦というものに参加しましたが、盛り上がる瞬間に声を出せる雰囲気、そして応援が届くということで熱が入る感じがとても良かったですね。最初はクールにラウンドを取ったら拍手をするぐらいでしたが、試合が進むにつれ、いつの間にか自分も会場にいる人たちと同じように声を上げていました。「おぉ」とつい声に出してしまうタイミングに、会場にいる人たちの歓声も上がり、その一体感が楽しさをさらに増していると感じました。
会場が一番盛り上がったところは、前日LCQを突破したケイスケ選手の試合でした。決勝に残った最後の日本人(日本勢ではrangchu選手もいた)ということもあって、技が当たるたびに会場から歓声も上がり、なんとか勝ってほしかったのですが、惜しくも敗退。この後も試合を見たかったので残念でした。
あと、アメリカ勢で残っていたshadow20z選手の応援も面白く、アメリカ勢の声援は配信でもすごいことは知っていたのですが、人数はそこまで多くないはずなのに、めちゃくちゃ声が通っていてUSAを感じました。横にコスプレをしていたちょっとオタクっぽい青年がいたのですが、それまでは静かに見ていたのに、shadow20z選手が登場すると人が変わったように応援を始めました。これが本場かと感心するばかりでした。よくEVOだったりアメリカの大会に行くとやりづらいとの話を聞くのですが、生で見て本当だろうなと思いました。
個人的に残念だったのは、パキスタン勢が勝つと露骨に盛り下がることです。アウェイとは言え、もうちょっと拍手ぐらいしてあげてもいいかなと思いました。単純に会場にパキスタン勢が少なかったというのはありますが、それでも拍手が小さいというより、ほとんどないぐらいなのは気の毒でした。自分は逆張りなので、パキスタン勢がラウンドを取ると拍手しまくっていました。
そんな感じで途中眠気と戦いながらも9時半から18時半の約9時間、熱狂の中最後まで見続け、僕は予約してもらっていた鍋を食べ損ねました。

まとめ
ゲームのイベントとしては小学生の頃に行ったサルゲッチュオフ、esportsとしては初めて参加しましたが、また機会があれば行きたくなる内容でした。
ただ、椅子は約200席用意されていたものの、それでも足りず、通路や椅子の後ろに立ち見している人たちが多かったため、移動が少し不便でした。もう少し広い会場の方がよかったかもしれません。そうすると今回のように入場無料にすることが難しくなるかもしれないので、バランスを取るのは大変そう。
瞬間的な盛り上がりで言えば、野球やサッカーのようなメジャースポーツにも引けを取らないと言っても過言ではないと感じるような空間でした。esports元年は本当に来ているのかも。また日本で、それも大阪でやってくれ~