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★アメリカでの就職活動★

今日は、ニューヨークのコロンビア大学、国際公共政策大学院を終了し、ワシントンD.C.にて就職したIsaoが、アメリカでの就活について書きたいと思います!
 
留学後のアメリカでの就職活動や、日本から米国企業への就職を目指す人のお役に立てればと思います。


1. アメリカでの一般的な就職活動


一般的には、ネットワーキングで仕事を見つけます。日本のような新卒一括採用はアメリカではありません。また、就活生向けの会社説明会なども見かけません。
 
基本的には、LinkedInやFacebookを使って自分が興味のある仕事をしている方にDMを送ったり、大学の先生や知り合いから興味のあるポストの仕事をしている人を紹介してもらうことが多いです。

そのため、LinkedInをすごく詳細に作り込んでいたり、アピールできることをたくさん記載している友達が多かったです。急にDMを送った相手にも、自分が何者なのか一目瞭然分かるようにしています。

大学院で選択した授業の教授から企業や業界の人を紹介してもらうために、先生と一生懸命仲良くなろうとする学生もいます。
 
私のように、アメリカ国内では外国人(もちろん私は日本国籍)にあたる人の就職活動では、企業側もビザの発行が必要となるため、アメリカ国籍を持つ学生と比べると外国人は常に不利な条件を背負っています。
 
人によっては100通のDMを送って、10件程度の返事が返ってきて、実際に会って話が出来るのは2,3人と聞きます。そしてそれが必ずしも採用に直結するわけではないので非常に非効率で苦労する方法だと思います。
 
ニューヨークにはファイナンス系の企業が多いですが、目指す人も多いので、競争が非常に激しいです。

2. 私の就活

私は留学前に日本の銀行で働いていたので、基本的にはファイナンス分野で仕事を探しました。また、公共政策大学院に留学したので、国際機関で政治や政策と関連のある業務、ポジションを探しました。
 
私は運良く世界銀行の奨学金を頂いていたので、世界銀行の職員の方々に就職活動の方法を聞くことも出来ました。

世界銀行や米州開発銀行など、ファイナンス分野の国際機関においては、ネットワーキングは重要視されておらず、採用ページから自分に合ったポジションにとにかくたくさんアプライすることが大切だと言われました。
 
なので私のLinkedInはいまだにスカスカですが笑、シンプルに採用情報を確認しアプライしていきました。

3. 採用プロセス

採用ホームページには求人情報とともにアプライに必要な書類が記載されていますが、主に、カバーレターとレジュメ(履歴書)が必要になります。
 
カバーレターは日本の就職活動ではあまり見かけませんが、志望動機や自身のキャリアを簡単に説明するレターです。企業によりますが1-3枚程度が相場のようです。私の場合は採用ページでA4で1枚と指定されていたので楽でした。

書類審査は1週間から1ヶ月位かかり、通過するとインタビュー(面接)に呼ばれます。
 
1回目のインタビューではPanel Interviewと言って、面接官が複数人出てきます。これを通過すると、Long Listと呼ばれる候補者群に追加されます。

その後、更に2回目のインタビューに呼ばれると職場の同僚になる方が出てきます。2回目のインタビューを通過するとShort Listに追加されたとの連絡が来ます。その後、社内の手続き等があり1ヶ月程度で採用の連絡、オファーレター(Offer Letter)が届きます。

4. ビザ取得

私が就職したのは国際機関なので、会社がGビザ(Government Visa)を発行してくれます。受取は日本だったので一度日本に帰国する必要がありましたがスムーズにビザを発行してもらいました。大使館に面接に行くこともなく、パスポートを封筒に入れて大使館に郵送し2週間程度でVisaが添付されたパスポートが手元に返ってきました。

5. 昇格と転職の機会

アメリカの企業には、日本の年功序列システムはありません。なので、「年次を重ねると昇格していく」ようなことはありません。自分自身で常により上位のポストを探し続け、アプライし続ける必要があります。時には社内のポスト、時には社外に転職することもありえます。


以上、今回は、コロンビア大学院留学、ワシントンD.C.就職したIsaoがアメリカでの就活事情をシェアさせて頂きました。
 
他にも気になることや聞きたいことがあれば何でもDMして頂ければと思います。

インスタ個人のアカウントはこちら→@Thisisisao

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