【DX事業部に聞いてみた】インボイス・電子帳簿保存法について、具体的にどうすればいいの? ~電子帳簿保存法編(Part1)~
こんにちは!
税理士法人りんくグループでDX事業部に所属しているアキです。
インボイス・電子帳簿保存法(以下電帳法)について、まだ対応がお済でない方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では以下の内容をまとめています。
この記事でわかること
電帳法に対応したソフトの選び方
具体的なソフトのご紹介
りんくDX事業部のサポート内容
※本記事ではインボイス・電子帳保存法の制度についての解説はしておりません。予めご了承ください。
話は数か月前の朝礼にて、
所長先生「インボイス・電帳法のセミナーでも開くか!」
自分「ギクッ!」
所長先生「どうしたの?アキ君」
自分「なんでもないです…(インボイスって何?電帳法ってもっと何?)」
実際税務担当の方がインボイス等について騒いでいるのは知ってたんですけど「DX事業部の自分には関係ない…」なーんて考えていました。
でも実はそうじゃなかったんです!
というのも電帳法やインボイスって「電子で取引した書類は電子で保存しないといけない」とか「デジタルインボイスでペーパーレス化を図る」など、日本のDXを進めるための制度でもあるんです。
つまり、DX事業部だから関係があったんです…!
その事実を知った私は、とりあえず上司に泣きつくことにしました。
自分「。゚(゚´Д`゚)゚。」
上司「なんで泣いてるの?(笑)」
自分「電帳法ってどう対応すればいいんですか?(T_T)」
上司「要件を満たすには現状システムの改修が不可欠だね」
自分「(´;ω;`)ウッ…?」
上司「そもそも電帳法って日本のDXを進めることが目的だから、今までのアナログなやり方を変える必要があるんだよ」
自分「なるほど~。で、どうすればいいんですか?('_')」
上司「一つずつ解説していくね」
①スキャナ保存に対応しているか
自分「電子で受領した場合は電子で保存しなきゃいけないんですよね?」
上司「そうだね」
自分「逆に紙で受領した場合は紙で保存してもいいんですよね?」
上司「そうそう!よく勉強してるね」
自分「電子は電子、紙は紙でバラバラに保管するの面倒ですね…」
上司「その場合は①のスキャナ保存への対応がオススメだね」
取引先によっては請求書などの取引関係書類を紙で受領する場合があると思います。そうなると会話のとおり、電子は電子・紙は紙でバラバラに保管することになります。そこで紙を「スキャナ保存」することにより、電子で一括管理することが認められています。
②タイムスタンプor訂正削除履歴
自分「タイムスタンプと訂正削除履歴でどう違うんですか?」
上司「それはね…」
スキャナ保存・電子取引に対応するためにはタイムスタンプもしくは訂正削除履歴機能が必要です。訂正削除履歴は比較的安価ですが、システムの切り替えができません。基本的にこの機能は一度保存したデータは削除できない仕組みとなっており、登録したデータを完全になくすには保管期限である7年を待たなくてはなりません。
逆にタイムスタンプを採用した場合、システムの切り替えは出来ますが、費用が高い場合がございます。これは技術的に難易度が高い為で、多くのサービスが訂正削除履歴を採用しているのもその理由の一つといえます。
③導入により、どれだけ業務を効率化できるか
自分「めが回ってきた…(@_@)」
上司「あともう少しだから(笑)。」
自分「そもそも電帳法って何のためにやるんですか(;一_一)」
上司「電帳法改正には次のような目的があるんだよ」
財務省は電帳法改正の目的について、
・経理の電子化による生産性の向上
・テレワークの推進
・クラウド会計ソフト等の活用による記帳水準の向上に資するため
という3つを掲げています。
自分「まさにDXっぽいΣ(・□・;)」
上司「だからアキ君もソフトを抑えておく必要があるってわけ」
自分「。゚(゚´Д`゚)゚。」
上司「また泣いてる(笑)」
自分「ソフトも教えてください(T_T)」
Part2につづく…