ウインマリリン、フローラステークス制覇!いざ、樫の舞台へ!

今日の外出は、ランニングと車検の引き取り。車検の引き取りはフローラステークスの後の時間にしていて、レース後すぐに出発しないと間に合わないぐらいの時間帯に設定しておりました。理由は、「多分、ウインマリリンはフローラステークスを勝ちきるまでには至らないだろう、よくても何かに差されて2着だろう。」と、考えていたからです。
ところが・・・ですよ。

本日、東京11レースのフローラステークス(オークストライアル)に出走した、ウインマリリンは4番手の好位から手ごたえ良くじっと我慢して、ハイペースと向かい風をもろともせず直線インをついて先に抜け出すと、差してきたホウオウピースフルをクビ差凌いで見事勝利しました~
横山武史騎手は重賞初制覇ということでおめでとうございます!描いていた通りの素晴らしい騎乗でした。しかも直線で鞭を落としていたんですってね。レース中には気が付きませんでした。でも鞭がなくてもしっかり追えるから馬はしっかり伸びてくれます。横山武史騎手に乗ってもらえてありがたいことですな。
勝因を冷静に考えてみるとですよ、運がよかったのも確かなんですよ。
まず、向こう正面の追い風と直線の向かい風が先行勢に有利に働いたこと。砂埃が舞うぐらいのかなりの強風でしたからね。牝馬限定の芝2000mがハイペースになることはほとんどないですが、今日は1000m58.6秒のかなりのペース。この強風でペースが速くなり、直線では切れのある馬の差し脚が鈍る結果となりましたね。ウインマリリンは先行4番手で私には前の馬を風よけにしてスリップストリーム風に走っているように見えましたね。それで脚がたまって直線で早めに抜け出して押し切れた。そんな感じですね。切れ勝負では分が悪いからこの騎乗も横山騎手のファインプレイだったと思います。
あとは、スカイグルーヴがおそらく本調子じゃなかった。休養明けでマイナス14キロはおそらく調整ミスってる。ウインマリリンもマイナス10キロだったけど、これは前走太った分が絞れたものでうまく仕上がったもの。この辺も運がよかった。
それと、横山武史騎手が4戦中3戦に騎乗してくれたこと。これも大きいね。ウインで横山武史クラスの騎手が継続して乗ってくれる馬なんてほとんどいない。横山騎手が素質を感じてくれたから乗ってくれたのかもしれませんが、実際乗せるのはウインの陣営であり、手塚先生の意見を聞いての話ですからね。どことは言いませんけど、丹内や国分や柴田大知に固執するクラブだとこの結果はなかったでしょう。ウインは、田辺騎手は松山騎手や内田騎手なども乗せてきますしね。騎手の考え方が、柔軟なんですよね。ウインでも、昨日ウインアマルフィに丹内騎手を乗せてきたようにまったくないってことはないんですけど、それはそういう期待値の馬ってことで話が終わるんですよね。
さらに、私は前日までに東京よりも中山向きの可能性があるとずっと言ってきましたが、ものの見事に外れてくれました(笑)この1戦で東京が得意だとは言い切れませんが、少なくとも能力をそぐほど苦手ではないのは分かりました。これは関東馬にとって非常に大きなことだと思います。

まぁ今まで運がよかった勝利と書いてますけど、横山武史騎手の素晴らしい騎乗は色あせるものでありません。オークスでも乗ってもらえるならぜひお願いします!

時計もいいですね。1分58秒7。これはフローラステークスのレースレコードということでオークスが時計勝負になっても、なんとかなる可能性を秘めています。あとは本番でドスローのヨーイドンにならないように祈るのみですね。距離だけは未知数ですけど、それはどの馬も一緒ですから。

あらためて、ウインの皆様、手塚先生そして横山武史騎手おめでとうございました。私も出資者の一人として喜びをかみしめたいと思いますし、オークスを楽しみにしています。
あとはただただ怪我のないように調整してもらえればありがたいことです。

ウインの競馬場速報です。

横山武史騎手 どのレースでも勝つと嬉しいですが、重賞は特別に嬉しいですね。ペースは流れてると思いましたが、ずっといい手応えだったので気にしていませんでした。理想は逃げ馬の後ろのポジションでしたが、そこを横山典騎手に取られてしまいました。4角で内からの砂ぼこりが凄くて、外から差す馬には厳しかったので、展開も向いたとは思います。恥ずかしいことに残り300mで鞭を落としてしまいましたが、負けなくて良かったです。操縦性の高い馬で距離が延びても大丈夫だと思います。本番に向けて、また気を引き締めて臨みたいです。今日は本当にありがとうございました。

担当者の目 前回が順延により、体が太くなってしまい、今回は「キッチ絞れた」と手塚調教師の言葉で、素晴らしい仕上げをしてくれたと思います。前が速い流れで引っ張っていただけに決して楽な展開ではなかったですが、東京の長い直線で最後まで踏ん張れたのは力の証明でしょう。今、絶好調のジョッキーですが、重賞でも焦ることなく、いつも通り、いい位置を取りいって、直線も最初から決めていたようにインを突き、うまく導いてくれたと思います。直線、鞭がすっ飛んでいった時には焦りましたが、それもご愛嬌で、それでも勝ち切れたのはマリリンの能力の高さです。このメンバー相手に勝ち切れたことは大きいですし、今日は時計も優秀でした。ジョッキーも調教師も「距離はもっと延びていい」と話していますし、本番のオークスには大きな期待を持って臨めると思います。

鞭を落としても、すっ飛ばしてもしっかりとした騎乗フォームで追えば馬は伸びてくれるんです。ウインマリリンが強い馬なのは確かですが、やっぱり陣営のしっかりとした技術とサポートがあっての重賞勝利だと思いますね。

今年のウインの年賀状に、担当者のOさんが直筆で「競馬場でお会いしたいです。マリリン、オークスを目指します!」と書いていました。
年賀状を書くころに、ウインマリリンが新馬勝ちをしたので、さすがにちょっとリップサービス入ってるな、と思いましたけど、まさか現実になるとは思いませんでした。
コロナが治まって競馬場で会う時があったら、頭を丸めて謝ります(爆)