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【IIDX】皆伝”不”合格体験記

はじめに

おはようございます。Linkと言います。遂に𝑲𝒂𝒊𝒅𝒆𝒏 𝑨𝒖𝒓𝒂が放てるようになったので備忘録がてら偉そうに語っていこうと思います。
皆伝を目指している方々、特に皆伝合格を拗らせてる方にはためになる内容になってる(なっててほしい)と思いますので拙い文章ではありますが最後まで読んでいただければ幸いです。
※こちらの記事はbeatmaniaIIDXにある程度知見がある方向けの記事です。予めご了承ください。

追記:執筆は皆伝合格直後(2023年夏)ですが投稿に一年ほどラグがあります。



タイトルどういうこと?

多くの人がまず不思議に思うところはここでしょう。
「サムネと冒頭に皆伝合格って書いてあるじゃん。釣り?」
確かに私は皆伝に受かりましたが、皆伝に受かった回数よりも遥かに多くの回数、皆伝に落ちています。
プレー歴にもよりますが大半の方が同じだと思います。
皆伝に受かる為の具体的な対策についての記事はSNSの発展やプレーヤーの実力の向上により飽和状態にあると言っても過言ではありません。
そこで私は皆伝に落ちる原因にフォーカスした記事を書くことにしました。
基本的に皆伝は落ちる原因を潰すことで合格確率が飛躍的に上昇します。
そんな原因を解決するための手助けとなればと思いこのタイトルと致しました。

余談ですが九州の某予備校に通っていた経験はないです。

私の皆伝合格

結論から言うとかなり拗らせた末の合格でした。
物量譜面は得意でしたが皿とソフランが壊滅的でした。
合格した頃にはSigmund✝KAISER PHOENIX✝にハードランプが着いていましたし、合格後1ヶ月弱でVerflucht✝Somnidiscothequeにハードランプが着くくらいには皆伝に対して鍵盤の地力を持て余していました。
皆伝への進捗がほぼない、むしろマイナスだったときは皆伝を受ける気力も湧かず、皆伝から逃げていました。
今作(IIDX30)終了も近づき、焦る中で落ちる原因を分析し、対策を練りました。
常にハンクラを聴き込み、冥以外の低速全てを皿チョンで解決出来るギアチェン力と地力を身に着けました。
すると本格的な対策を始めてから2回ほどで合格に至ることが出来ました。
その時に皆伝は落ちる原因の分析と対策で合格出来ると理解しました。


皆伝とは

ニコニコ大百科に書かれているような皆伝の成り立ちや「rage against usual」のパラリラ地帯について語るつもりはありません。
私の見解ですが、皆伝とは一言で言うと【アルティメット総合力コース】であると考えています。
皆伝本来の意味である、
”芸能・武術などの道で、師からその流派の奥義をすべて教えられること”
に相応しいものでしょう。
皆伝合格にはIIDXのほぼ全ての要素を高水準でこなす必要があり、1つでも足りていない要素があると合格が著しく困難になります。
言い換えれば足りていない要素を減らすことは合格に直結するわけです。

対策について

対策にフォーカスしない趣旨の表現を先程しましたがおおまかなことだけ書いておこうと思います。
一般的に皆伝は対策が必須です。
皆伝曲には特徴的な地帯、明確な難所が存在するのでそれらを頭に入れておくことはしましょう。
餡蜜やギアチェンのような具体的な対策は落ちてから考えてもらえれば大丈夫です。
失敗した
②原因を分析
③解決策として具体的な対策
④模擬試験で練習
といった流れで対策を進めましょう。
②の段階で実力が足りないと分かった場合にはしばらく期間を開けましょう。
実力不足での過度な受験は得られるものが少ない上に癖が付く原因となるためハッキリ言って禁止事項です。
その他具体的な対策については以下の記事で分かりやすくまとめられているのでぜひご覧ください。


原因①:実力不足

多くの人が初めにぶつかる壁はここです。純粋な鍵盤の地力に限らず皿力、ソフラン力もここで言う実力です。
ここが不十分だと前述の通り癖がつきやすくなります。
ただ練習で解決出来る点なので、受験したい気持ちをグッと堪えて十分な練習を積みましょう。
ここで適切に実力を上げることができればある程度の人は受かります。
皿やソフランの実力が不足している人は自分専用の練習フォルダを作り、ルーティンに組み込むと効果的です。

原因②:押しすぎ、回しすぎ

実力が足りているけど合格できない原因の多くはこれです。
ここは意識と理解で解決できます。
まずは意識です。かなり段位ゲージは硬いと覚えておきましょう。
段位ゲージの仕様を確認します。

  • ノートを黄色GREAT以上で取ることでゲージが微増 (+0.16%/1ノート) する。GOODでもGREAT以上の25%の回復となる。

  • ゲージ減少量は段位専用のものが適用される。BAD/空POORで1.5%、見逃しPOORで2.5%

  • 30%補正:残ゲージが約30%以下の場合にミスをすると、減少量が1/2となる。

見逃しPOOR1個に対して黄グレ15個程度で回復出来ると考えるとかなり優しいですね。
また、皆伝合格者の初合格時の動画を見ていただければ分かりますが基本全然押せていません。
皆伝はこのゲーム最強クラスの理不尽イカれドアホ譜面をやらせてきますが完璧に押す事は要求されていません。
前述した優しいゲージを2%でも残して完走すれば合格です。
しかしここで天敵となるのが空POOR、BADハマりです。
如何に優しいゲージとはいえ一度に大量のミスをすれば勿論落ちます。
こちらは理解で乗り越えましょう。
ハンクラを聴くのが非常に有効です。密度の濃淡、リズムをある程度理解することでその場の認識が困難な難所の解像度を引き上げ、空POOR、BADハマりをかなり減らしてくれます。
冥の低速の序盤、灼熱のトリル、卑弥呼の連打でのミスが目立つ方にオススメです。

原因③:癖がついている

これが皆伝受験において一番怖い不合格要素です。
基本的に既存の対策が通用せず、地力も役に立たなくなります。
未然に防ぐことが一番ですので多くの先人が言うように皆伝受験は少なくとも1週間はインターバルを設けましょう。
ですが既に癖がついてしまった場合はどうでしょう。
勿論期間を開けて癖を抜くのが一番ですがそれでも解決しない場合もあります。
そんなときは”癖”の仕組みを理解するのが有効です。
私の考える癖とは間違った認識の定着や譜面の記憶が原因で降ってきている譜面を正しく認識できない状態と説明できます。
そうと分かれば正しく認識出来る為の対策を考えましょう。

  • サドプラを下げて目線固定、横認識をサポート

  • 1ノーツ1ノーツを丁寧に認識出来る地力を身に着けた上で意識的に丁寧な認識をする

  • ハイスピを上げて譜面をカタマリで認識しにくくする

  • ランダムでプレーすることで癖の意識を取り除く

  • 音消しや曲を大きく変えるエフェクト(GARGLE/DISTORTION)を使用して癖の意識を取り除く

  • イヤホンを使用してリズムや鳴っている音を正しく理解する

以上の対策が自分の経験則では有効ですがそれでも抜けない癖は抜けないので癖を未然に防ぐことが最優先事項です。

原因④:メンタルがやられている

皆伝を拗らせてる人に意外と多いです。
何度も落ちると皆伝受験そのものが怖くなったり、ゲージがギリギリになると「落ちてもいいから早く終わってくれ…」と思うようになることがあります。こうなってしまうと実力は足りていても本番で自分の実力を発揮できず不合格の悪循環に陥ってしまいます。
自分が上の症状に当てはまると思ったらとりあえず一度皆伝から距離を置きましょう。
今の状態で受けてもメンタルは回復しませんし、落ちグセがついてしまった場合、そこからの復活は非常に困難です。
皆伝から離れている間は苦手を潰すことが特に効果的ですが、ただでさえ苦手な要素をメンタルが不安定な時期に練習するのは精神的に辛いと思います。
そんなときは得意分野を伸ばしていきましょう。
1つ明確な得意要素があると、大きなミスをしたときに「次の地帯で回復出来るから大丈夫」と思えたり「この曲で落ちることはない」と精神的余裕や自信が生まれてきます。
能動的に皆伝を受けようと思えればチャレンジしていきましょう。
何よりゲームですので苦しみながらプレーしては元も子もありません。


おわりに

文脈が飛んでたり上から目線になっていた点はありますがここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。
失敗には必ず原因があります。闇雲にぶつかり稽古を繰り返しても成功は得られません。
皆伝はその原因を1つ1つ減らしていく作業の繰り返しだと気づけば意外と道は開けてきます。
これを読む皆さんが皆伝に合格出来ることを祈っています。

最後に1つ、

!!!!!!俺は皆伝だぞ!!!!!!!

ありがとうございました。
では良い音ゲーライフを。






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