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令和騒音浪漫譚2月号

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昼に新幹線にライドン。のつもりが、予約していた便から一本遅れて乗ることに。ハバナイを聴きながらご機嫌にKindleを読む、読む、読む…。読み狂っている間は「こだま」に乗っていることには気付かないのであった。4時間もかかった上に3000円分くらい電子書籍を読み耽ってしまった。赤字だ。頑張るぞ。物販無いけど。オープン少し前に到着し、ビーリング。

ボヤっとしている内に出演時間はやってくる。こっちはこれが日常なもので、ただ弦が弾かれ、ただ声帯が震えて、ただ言葉もやってくる。何が起きようと私には関係ないし、誰にも関係が無い。曲が一番偉い。本番終了後、オーストラリア人の彼とジミヘンの話。「アナタノ、プレイは、スバラシです」「リリックがすごくoriginalです」ほんまかえ。ビールの瓶詰を数本乾かし、タクシーで新宿方面へ向かう。

さては誰か飲んではいないだろうかと翌日の会場横にあるBarをノック。SielのボスとVoiceのmiwaさんがしっかり飲んでいたので少しだけ飲むことに(少しとは3時間のことです)。そして店へ移動し、少しだけ飲んだ(少しとは朝8時までのことです)。人はなぜ飲み過ぎてしまうのだろう。

2/2

メンバー、スタッフからの鬼電で飛び起きる。時刻は13:00。リハーサルの時間だ。完全なる遅刻である。身体が2/1のままで、体内はしっかりアルコール消毒されている。エヘヘと会場入りを済ませ、リハーサルを滞りなく(!)終える。銭湯で比較的ゆっくり過ごし、新大久保名物「シーフードヌードル」と、新大久保名物「揚げ鶏」に舌鼓爆音。

ちなみにその頃メンバーとスタッフはなんか赤くて美味そうな物を食べていたそうだ。羨ましい。

声を掛けたバンドが目の前でしっかりカッコいいライブしてくれると嬉しい。アウェイに一切怯んでいなかったり、新曲がとても良かったりすると、全てに必然性を感じて小鼻がツンと来る。悔しいのでこっちもいいライブしてやろうっと。

ライブ中、何かがフロアと共鳴している時。炎や海をぼんやり眺めてしまうような、そんな感覚で妙に冷静になる瞬間がある。伝説の50分押し。転換中にベースアンプがお陀仏。カミテ電源タップが一曲目中盤で死亡。予測できないことは全て奇跡と呼ぶようにしている。奇跡は全て鳴らすようにしている。愚か者の術で。

MCでも言った記憶がありますが、私たちには音楽の才能があるので大丈夫。あなた達には嗅ぎつけるセンスがあるから大丈夫。だから、転がって転がって、たまたま愛せた日からもいつかは離れなければならない。少しだけ飲んで(少しとは朝8時までのことです)、チキン煮込みカレー(メガ)を食べながらそんなことを考えた。

東京、次が決まっていないので早めに決めなければ。呼び狂ってください。大阪より人気があります。笑えないほどに。

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