論理的に英語を読む②
今回のテーマ:「特殊な名詞の使い方」
前回は、基本的な構文を把握するための論理を解説しました。今回は、特殊な名詞の使い方について解説します。
復習
まずは、前回の復習から始めましょう!まだ前回の記事を読んでないよーって方は下のリンクから前回記事にいけますので是非、そちらを読んでから戻ってきてください。
名詞が果たす役割は主語・目的語・補語の3つです。これが基本的な名詞の使い方です。
例)The car is red. その車は赤い。
→主語:car
例)I eat tomatos. 私はトマトを食べる。
→tomatos:目的語
例)I am John. 私はジョンだ。
→John:補語
名詞の主語・目的語・補語以外の使い方
名詞には、主語・目的語・補語以外の使い方があります。それが以下の2つです。
①同格
②副詞的目的格
*厳密にいえばもう一つありますが今回は割愛します。
同格
同格とは、名詞を別の名詞で言い換えることを同格といいます。
例)We all love him. 私達みんな彼のことが大好きだ。
→weとallはともに名詞でweの言い換えをallでしています。
例)Mr. Donald Trump, the last president of the U.S. is tall.
全アメリカ合衆国大統領であるドナルド・トランプ氏は背が高い。
→Mr. Donald Trumpとpresidentはともに名詞でMr. Donald Trumpをpresidentで言い換えています。
副詞的目的格
副詞的目的格とは「時」「距離」「方法」「程度」を表す名詞が副詞の役割を果たすことを言います。副詞的目的格については過去記事で解説しています。下のリンクからどうぞ!
これに関してはイディオム(慣用句)と考えてください。ですので、ある程度覚えておくと便利です。(*覚えていなくても、名詞が副詞の役割を果たすことがあると理解していれば判断できるのでご心配なく)
例)
a long time(長い間)
all the time(終始)
every year(毎年)
this morning(今朝)など
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は名詞の例外的な使い方について解説しました。ですが、名詞の使い方のほとんどは主語・目的語・補語です。この3つのどれにも当てはまらない場合に今回紹介した使い方を検討します。これが名詞を判断するときの論理です。では、次の記事でお会いしましょう。