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「検討します」を表す動詞5選とそのニュアンスの違い

🖋INTERMEDIATE

1.「検討」は、英語では「婉曲的な断りの表現」とは理解されません

日本のビジネスでは交渉が終わりに近づくと、
「案件を検討して、ご回答差し上げます」
といった表現がよく使われます。
日本語では、「検討」という言葉が「婉曲的な断りの表現」として
使われることもありますが、英語ではそうではありません。

「検討する」は、英語では”consider”ですが、そのニュアンスは
英語と日本語では異なります。

“We will consider your suggestion.”
「あなたのご提案を検討しましょう」
と言ったら、相手はあなたが実際に検討してくれると思います。

ビジネスでは、断るにしても、本当に検討するにしても、的確に
相手に自分の意思を伝える必要があります。でないと、相手に「ぬか喜び」
をさせてしまい、後のトラブルの元になりかねません。

2. ”consider”、“discuss”、 “examine” 、“investigate”、そして“compare”

日本的な感覚で
“We will consider your suggestion.”
と言ったのに、相手は「どのように検討するのか?」と確認してくるかも知れません。

とりあえず会社に案件を持ち帰って議論するだけというつもりであれば、
”consider”ではなく“discuss”を使うほうが、相手に誤解を与えません。

“I’ll discuss this with my boss.”
「この事は上司と話し合っておきます」

また、“examine”は「…を調べる(検査、調査、審査)する」という意味になり、
エンジニアの領域でもよく使われます。

“We have to examine the total cost.”
「総コストを吟味しなくては」

“investigate” であれば「(案件を)詳細に調べる」、“compare”であれば「比較検討してみる」という意味になります。

状況を的確に伝える表現を使い分けて、英語でビジネスをスムーズに進めたいですね。

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