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大好きだよ、お父さん

今日は20日前に他界した父の誕生日です

お別れは覚悟していたつもりでしたが
もって行き場のない寂しい気持ちはいつまで抱えるのだろうかと
まだ苦しい時があります

もう20日も経ったんだなぁ、、、

葬儀の10日後に私の乳癌手術がありました

気落ちした状態で入院する私を皆心配してくれたけど
この入院手術の6日間はありがたい時間となりました

父と同じように病院のベッドに横たわっていると
なんともいえない気持ちにはなりましたが
すべて過ぎたことです
病床時の父よりも元気でハツラツとしていた頃の父を思い出したくなりました

後悔や反省や懺悔しか浮かんでこない親不孝な娘ですが
それでも父はとっても愛してくれた
だから私はいつまでも懲りないバカな娘のままでした
でも、それが私たち父娘の関係だったんだよね

ドライブしたり、外食したり、口喧嘩もした、子ども達をとっても可愛がってくれた
そんな日常の父の思い出の方が多いのに
晩年の病床時の父を思うのはやめよう、そう思いました

父との関係はカタチを変えただけ
いなくて寂しい、けれども、ほんとうの意味でいないわけじゃない
存在は在る、のだから、。

姿カタチが見られず触れられず寂しいと恋しくなることはあっても
メソメソするのはやめようと決めました

もう少し一緒にいてくれると思ってたから
手術の日程を早めたくて仕方なかった私

結果それは叶わず、でも、それでよかった
日程を早めていたら旅立ちを見送れないところでした
そして葬儀後すぐの入院で一人になれた
私は一人の時間をもつことで気持ちの整理をつけられるのです

父がわざとこのタイミングにしたような気がしてならない

父がいなくなって心に穴が空いた
乳癌手術で私の肉体に穴が空いた

心も身体も大きな衝撃があって、
さあ、これからどう生きる?、と問われた気がした
大きな節目のように思う

生きるとか死ぬとか人生とか、
こんな重い言葉が妙にリアルだったこの20日間

お父さん、
生まれてきてくれて、
私のお父さんになってくれて、
ありがとう

また会おうね

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