ランジェリーの接客に想うこと①
ふらっと入ってきたかたに「つい買っちゃった」という衝動買いを起こせるかどうかは、販売員としては腕の見せ所なのは、どの業界も同じだ思います。
10年以上アパレルにいたので、衝動買いをしていただけるにはどんな接客をすればいいのか、それはもう考えましたし、本を読んだりもしました。
わたしがアパレルに勤めていた最後の2年くらいは、段々とオンラインショップでの購入が主流になっていくなかで、実物を見た後にポチッとオンラインで買宇野ではなく、“その場で”購入していただくには、どんな接客をすればいいかが最大の課題!となっていっていた時期でした。
ランジェリーの接客に限らず、店頭に立つ販売員としてやっておいてよかったと思うことは、「自分が接客を受けてどう感じるか」の幅を増やしておくこと。
カジュアルなテイストのショップに、普段はハイブランドしか購入しない人が来ないとも限りません。目の前にいる方がどんな方なのか、視覚で得られる情報で決めつけた接客はしないこと。それがまずは入り口だと思います。
なぜこんなことを書くかというと、某インポートランジェリーショップが新規オープンしていたのでふらっと入ってみたときに受けた接客が、わたしには衝動買いから遠のくものだったから。
入店直後から、わたしがそのランジェリーブランドの商品を購入したことがないと決めつけた接客が始まりました。
接客業経験があるからこそ「あ、一生懸命接客して下さってるんだな♡」と、どのお店でも思うようにしています。
とはいえ、軽い気持ちで手に取るものすべてに、こちらがまったく情報を持っていないと決めつけた接客が続くので、とうとう何も買わずに出てしまいました。(しかもその商品は、いくつかすでに持っている)
ランジェリーの接客って、その場のファーストコンタクトではなかなか本音が出ないもの。
お客様ご本人も自分には何が合うんだろう?と、目的がわからなケースも多々あります。
だからこそ、まずは「(当ブランドの)どれか着けてみていただいたことありますか?」と、自社とお客様の関係から探っていくことで、お客様も話しやすくなります。
すでにご利用経験がある方なら、あっという間に話が弾む可能性大!
実際着けてみて、その後どう感じていらっしゃるかに、その日衝動買いしたくなっていただけるヒントがいっぱい含まれています。
このトピック、書くかどうかをインスタでアンケート取ったところとても反響いただいたので、数回に分けて書いてみます。
(1回で買い上げるのはむりでした!)
アパレル経験があったがゆえに、ランジェリーの接客では失敗してしまったエピソードもあるので、その話もまた追々。