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学齢が上がるほど「お小遣いを渡す」割合は増加、中学生以上の渡し方では【現金】が7割前後

LINEリサーチでは、金融調査の番外編として、未成年(17歳以下)の子どもを持つ男女を対象に「子どものお小遣い」について調査を実施しました。子どもにお小遣いを渡しているかどうか、お小遣いをどのような方法で渡しているのかご紹介します。


1. 何らかの方法で「お小遣いを渡している」人は約5割

未成年(17歳以下)の子どもがいると回答した18歳以上の男女を対象に、子どもにお小遣いを渡しているかどうか、また渡している方には、渡す方法としてあてはまるものを聞きました。
※未成年のお子様が2人以上いる方は、いちばん年齢が上のお子様について回答いただきました(今一緒に住んでいないお子様も含む)

全体では、「お小遣いは渡していない」という人は4割台後半でした。一方で、何らかの方法で「お小遣いを渡している」という人は約5割となりました。

また、お小遣いの渡し方として「現金」がもっとも高く4割台後半でした。次いで割合は少ないものの「QRコード決済」「交通系・ショッピング系電子マネー」「カード(プリペイドカードやクレジットカードなど)」が1割未満で続きました。

2. 学齢が上がるほど「お小遣いを渡す」割合が増加、【中学生】【高校生・高専生】では「現金」が7割前後と高め

子どもへのお小遣いの渡し方を子どもの学齢別にみてみましょう。
子どもに「お小遣いは渡していない」という親は、子どもの学齢が低くなるにつれて割合が高くなりました。【未就学児】では8割台後半、【中学生】【高校生・高専生】は2割台という結果でした。

一方で、お小遣いを渡している割合は、子どもの学齢が上がるにつれて高くなりました。 何らかの方法で「お小遣いを渡している」という割合が過半数を超える学齢(小学5年生以上)での傾向をみると、「現金」で渡している親は、【小学5~6年生】で5割、【中学生】【高校生・高専生】では7割前後となっています。

そのほか、割合は低いものの「QRコード決済」は【高校生・高専生】では1割台半ばでした。「交通系、ショッピング系電子マネー」はどの学齢でも1割未満でした。また、カード(プリペイドカードやクレジットカードなど)は、未成年の子どもにお小遣いを渡す方法としてはほとんど利用されていないことがわかります。


子どもへのお小遣いの渡し方についてお届けしました。大半の未成年の子どもを持つ親は「現金」でお小遣いを渡していることがわかりました。お小遣いの渡し方として、学齢が上がるほど利用率が1割前後あった「QRコード決済」や「交通系・ショッピング系電子マネー」が今後、どのくらい伸びていくのか注目です。

マネー・決済系サービスの利用状況(2023年)はこちら

LINEリサーチでは、トレンドや業界別の動向に加えて、若年層を対象にした調査を多く実施しております。ご自身の担当サービスや商品の調査だったらどうでしょうか?エリアや年代に絞った調査などカスタマイズが可能です。消費者にこんなこと聞きたい、こんな質問できないの?まずは気軽にご相談ください。

【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の男女
実施時期:2023年12月13日~12月15日
有効回収数:661,260サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女15-69歳のうち、未成年(17歳以下)の子どもを持つ18歳以上の男女13,649サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【調査データの引用・転載について】
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