社内インタビューしてみた!LINEに新たに実装された新機能ってなんですか?
今回、社内インタビューの第8弾として、インタビューさせてもらうのはサービス企画チームの真崎さんです!LINEアプリに新たに実装された、コミュニケーションの延長線にあるLINE Payの送金(送付)機能とは?新たな送金(送付)機能に込めた新しいコミュニケーションの形とその思いを聞いていきたいと思います。
-最初に、簡単にプロフィールを教えてください。
前職では、SIの会社で営業をしていました。その中で、通信キャリアに出向していて、その中で、決済のサービス企画に携わりました。その後、LINE Payに転職し、LIEN Payのサービス企画を担当しています。
趣味:読書、スナップ写真、最近はクラフトビールに夢中
-Q1. 送金の新機能をリリースするに至った経緯を教えてください。
今の送金って面倒くさくないですか?せっかくLINEのサービスなので誰でももっと楽にお金のやり取りができるようにしたかった。
そもそも、LINEアプリは、お客様がスマホを手にして初めて入れるアプリだと思うんですよね。
また、最初に作るLINEグループがお客さまのご家族だったりすると思うんです。そこってすごく重要だと考えていて、LINEアプリほどお客さまの日常や人生の近くにいつもあるアプリって他にないと思います。そのアプリの中に入る決済・送金機能って何だろうというところから考えました。LINE Payをお客さまに認知してもらい日常使いしてもらうためには、かんたんに、誰でも身近な相手との送金ができるというのが、すごく重要機能だと再認識しました。
友だちや親子で日常の中で、何かしらお金が発生するところで、LINE Payを使ってもらうために、送金機能の改善に着手したのが、今回、送金の新機能をリリースした経緯になります。
-Q2. 新たに実装されたLINE Payの送金の新機能について教えてください。
LINEというプラットフォームで利用できるLINE Payであることから誰でもと言うキーワードとコミュニケーションという文脈で新機能の検討を進めてきました。
誰でもと言うキーワードでは、LINEを新たに始めたお客さまと既存のお客さま双方、何も気にせずお金のやり取りができる世界観が重要なので、今までできなかった本人確認前のお客様でも「送る・もらう」という機能を使えるようにすること。これは9月にリリースしたLINE Payライト残高という新しい前払式支払い手段の残高機能でようやく実現できました。わざわざ飲み会の時にLINE Payで集金したいから「本人確認して集合ね?」なんて会話絶対ないですよね。
ただ、機能を作っただけではお客さまに使っていただくことはできないので、下期はもう少し踏み込んでLINEのトーク上で金額を送るだけでリンクになって送金(送付)依頼ができる機能をリリースしました。これによってタップだけでの送金(送付)機能の実現をするだけでなく、トークにリンクがでることで「送る」機能の認知につながっていくと考えています。
また、12月の年末ギリギリに送金(送付)機能のUI/UXもリデザインしています。テーマはコミュニケーション。多くのお客様が送金(送付)を使っても、封筒のやり取りじゃ何もメッセージは伝わらないし。おそらく自分自身でもそうであるように送った後さらにLINEのメッセージやスタンプを送っている。本当にめんどうくさい。LINEらしくトーク上で完結できるように、LINE FRIENDSのスタンプを一緒に添えて、直接トーク上にメッセージが出るようにしています。これによって、飲み会であればまた行こうであったり、お礼、お小遣いのおねだりなどさまざまなシチュエーションで送ったり、もらう依頼をできるようになりました。
・LINE Payライト残高
LINEの友だちであれば本人確認前でもLINE Payの「送る」機能を利用できるようになりました。親子間でのお金のやり取りや、友だちとの飲み会や旅行などでお客さまのステータスを気にすることなく送れるようになるので、身分証をお持ちでなく本人確認できないお子様や飲み会でもLINE Payで送ってと気軽に言えるようになりました。ただし、前払い式支払い手段のため、出金はできないため、元々利用していたお客さまの影響を考えて出金できる残高(LINE Money)を優先で送ることができるよう工夫もしています。
・LINEアプリのメッセージから 簡単にLINE Payの残高を送り合える機能
LINEアプリでの対話の流れを中断することなく、メッセージ内の金額表記をタップするだけで送金(送付)画面に遷移してシームレスな送金(送付)が可能になります。「今月ピンチ3,000円送ってください」で依頼できます。
▼LINEアプリのメッセージから 簡単にLINE Payの残高を送り合える機能について詳しくはこちら
・UI/UXの改善
LINE Payの残高を「送る・もらう」のやり取りを、「LINE」アプリならではのコミュニケーションにできるよう、「送る・もらう」利用時に送れるメッセージやメッセージカードをLINE FRIENDSのキャラクターを活かしたデザインに刷新しました。
簡素になりがちだった送金の「送る・もらう」のやり取りが、LINE FRIENDSのメッセージカードを一緒に送ることが出来るようになりました。
-Q3. ローソン銀行ATMチャージをリリースした経緯を教えてください。
実は、LINE PayはVisaのタッチ決済でもPay Pay(現在は、店舗のQRを読み取るMPM方式)でも支払うことが出来ます。そのため実際の支払い先としては正直困らない。ただし、よくXでも支払い先がわからないって見かけるのでまだまだ認知不足ですね。タッチ支払いの便利さに気づいてもらうことを目的に1月10日からLINEプリペ(Visa)のVisaタッチ決済で3%還元のキャンペーンも開始しているので認知を増やしていこうと思ってます。チャージ式のプリペイドで3%ってほんとお得なので。
ただ、基本的にはLINE Payは、お金をチャージしないと使えないので、高いハードルがあります。
もちろん本人確認すれば、銀行口座連携して入金できますが、本人確認しないと入金場所は限られたままでした。今までは、セブン銀行のATMとファミリーマートでのチャージしかできなかったので、最低でもどこにでもあるコンビニエンスストアは押さえておきたく、ローソン銀行ATMでのチャージをできるようにお客さまにLINE Payを始めてもらうきっかけを作れればと考えております。
-今後の展望を教えてください。
今回の送金から、「送る・楽しい・LINE Pay」を打ち出しています。このあといくつかリリース予定もあるので、送金からLINE Payを知ってもらって、もっともっとコミュニケーションと楽しさをプラスした決済・送金体験に注力していきます。