誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)流行とは、否定
流行とは、否定です。
新しいということは、いつでもそれ以前のものを古いと認定します。
古いというだけではなく、もう遅れている、すなわち否定します。
問題なのは、否定されたものは、流行という観点から見れば否定されるべきものかもしれませんが、モノそれ自体は、何らいたんだところはなく、十分生きているという点です。
最先端の流行は一番早く時代遅れになると言われています。そういうものをアイテムに取り入れれば取り入れるほど、否定されることになるのです。
これは気分の問題です。
モノとしてはいたんでいない、だけれども、着て外に出ていくと、何だか肩身の狭い思いがするのは、このためです。
すべての流行を否定するわけではありませんが、すべてを流行のものにしてしまうと、否定される部分が大きくなってしまいます。気分をよくするためには、すべて入れ替えなければなりません。
すると、モノとしていたんではいないのに、捨てなければならなくなります。
モノはただではありません。
貴重な時間を、お金というものにかえて、そして手に入れたものです。
その結果、すぐ捨てるものを買うということは、貴重な時間を大切にできなかったということにつながります。
そのモノを手に入れるため、あなたはどれだけの時間を使ったでしょうか。
(あなたでないのなら、あるいはほかの人が)
そこまで考えてお買いものをすれば、おのずと、自分が買うべきものが見えてくると思います。
2010・11・20