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誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「ポリエステルは暑い?」

さて、昔の時代と違って、日本の夏が暑く長くなりました。
特に9月以降の暑さは顕著です。
お彼岸を過ぎてもまだ最高気温が30度を超えています。
私が子供のころは、30度を超えると暑い、暑いと文句を言っていましたが、今では30度でさえ涼しいと感じるほどです。

ところでポリエステルです。
暑い時期が長引くにつれ、
「ポリエステルは暑いか」という検索ワードを多く見るようになりました。

答えは、
暑いポリエステルもあれば暑くないポリエステルもある、です。

暑くないポリエステルとは、スポーツやアウトドアウエアに多く見られる、
特殊に製造されたポリエステルです。
通気性がよかったり、湿度がこもりにくい特徴を持っています。
そういったものは着ていても暑くはありません。

暑いのは、ごく一般的な単なるポリエステルです。
単なるポリエステル素材でできた衣服は着ると暑いです。
それは防寒のために着るのと一緒です。

ポリエステルの原材料は原油です。
薄い油を身体にまとわりつけていると考えればいいでしょう。
ストッキングも、冬に着るフリースも同じ材料で作られています。
真夏に、単なるポリエステルを身体にまとえば、
どれほど暑いか想像をするのは簡単です。

店舗を見ればわかるように、ポリエステル、アクリル、ナイロンといった、
原油を原材料とする化学繊維がふえてきました。
理由は、商品単価を安くするためです。
単なるポリエステルは安い素材なのです。
素材が安いから、商品も安くなります。

多くの人が求める「コスパ」は、安い原材料によって実現しています。
「高見え」といって、安いものを高く見せるのも同じです。
その安いものは、単なるポリエステルを使っています。
また通販など、ひどいものになると、素材の表記さえ見当たりません。
「コスパ」「高見え」「トレンド」の追求。
その代償は、暑い夏や秋に着る暑い服、です。

サステナブルやリネアエコノミーの世界では、
化学繊維をなるべく買わないことが推奨されています。
理由は、二酸化炭素排出量の多さと、環境汚染です。
海洋プラスチックには、洗濯によって家庭から排出されたポリエステル素材も含まれます。
単なるポリエステルは、サステナブルでも、エコでもないのです。

しかしそうはいっても、完全にポリエステル素材を排除するのは難しいのが現実です。
スポーツやアウトドアウエアでは不可能といってもいいでしょう。
しかしそういう場合でも、なるべくリサイクルポリエステルや、
リサイカブルナイロンを選ぶようにしましょう。
また、ポリエステル素材を洗うときは、洗濯ネットに入れて洗うようにしてください。
海洋プラスチックの排出を防げます。

安い新品を追求すればするほど、ワードローブにはポリエステル、アクリル、ナイロンがあふれます。
解決策は2つです。
ひとつは、価格は高いけれども、自然素材のものを買うこと。
今でもウール、コットン、リネン、カシミアなど、自然素材のものはそれなりの価格で売られています。
お金を出せば手に入ります。

もう一つは、セカンドハンドを選ぶことです。
新品よりも安いものも多く、デザイン、生地、パターンと、質が高いものが多いのは、今ではセカンドハンドです。
リサイクルショップもたくさんありますから、
買えないということはないでしょう。

「単なるポリエステル」を選ぶのをやめること、
それこそが、暑い秋を快適に過ごすためにできることです。


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