ひとりになろうよ
ポメラニアンの男の子と暮らしはじめて2年がたった。
まもなく2歳半になる彼は、人間でいうと20代半ばというところだろうか。
体格も落ち着きも1年前からほとんど変わらない。
もちろん個体さはあるものの、基本的な性格は明るく好奇心旺盛・ちょっと神経質。
意外と(?)しっかり自己主張をして、とにかく人間が大好き。
犬は好きみたいだけどコミュ障、猫は大の苦手。
そんな彼の好きなところのひとつに、ひとり遊びをしている姿がある。
まったくしない子もいるらしく、Instagramにムービーを掲載したら羨ましがられて驚いたことがあった。
こちらに構うことなくぬいぐるみを振り回したり、音のなるボールを噛んだりしているとき。
いくつかあるおもちゃの中から気分によって選択し、遊んでいるというところに彼の「意思」が垣間見れる気がする。
なぜ今日はクマなのか。
どうしてタオルを噛んでいるのか。
かなり久しぶりに紐なのは理由があるのか。
彼との共通の言葉は持たないけれど、気持ちや機嫌をそっと想像してみる。
いい気分だといいな、と思うたびに同居人としてのエゴを感じていた。
ときには遊びもせず、ソファーの下などに潜っていることがある。
ひとりになりたいときにひとりになるところを、ひそかに尊敬していた。
一緒に暮らしてくれてありがとう。
いつもお読みいただきましてありがとうございます。